前欄に続きます。
当該の事件に関係なく児童・生徒と同性教員とのスキンシップについて考えてみました。
教職の方々が業務の中で例えば寝ている生徒を起こしたりする際に肩や膝、背中などを何度も軽く叩くことは学外からも、少年時代の回想に併せて、想像に難くありません。激励の際の臀部叩きも同様です。手を握ったりすることもありえましょう。さすがに股間は具合が悪いとは思いますが、これとて腕白盛りで動きの激しい子を親しみを込めてけん制する場合、手が股間に当たったり場合によっては瞬間チャックの部分を他意なく触ったり掴んだりすること十分ありえることではないでしょうか?
また例えば相手が半ズボンの場合、膝や生足を親しみ等で掴んだり手を触れることは懲戒に及ぶほどの悪事とは思えません。もしかすると昨今の風潮がエスカレートしてこのようなスキンシップまでもが懲戒や逮捕要件にすでになっているのでしょうか?スキンシップがかりに同性児童・生徒のほうがセクハラを感じた場合は教委や官憲の出番ではなく校内で解決できるのではないでしょうか?
私は小学六年生の頃、どういう状況だったかは記憶に定かではありませんでしたが、教室の後ろで他の児童とともに何らかの理由で立ち並んでいた時に、担任から上着越しに数秒間、腹をまさぐられたことがありますが、覚えているのはくすぐったいのと按摩的圧力で少々胃の部分が痛く、「痛たた」とわめいたことぐらいです。担任も笑いながら「小学生の分際で深夜放送なんか聞くから胃が弱ってるんだよ」と言っていましたが、親近感こそ高まりましたが少なくともわいせつ性は微塵も感じませんでした。私が美少年ではないことは言うまでもありません(笑)
担任は30代の妻子持ちで相手が男児であれ女児であれかかる所為は兆候すら問題になったことは一度もない方で保護者からの評判もよく、後に校長になっています。
既婚と言えば、スキンシップを行った先生が未婚であればセクハラやわいせつ疑惑が発生するのでしょうか?無論、セクハラであるかどうかについては行為の内容で判断すべきありかりそめにも結婚の有無での早急な思い込みでの疑惑は予断以外何物でもありますまい。
ともあれ教育現場に限らず世の中がスキンシップまで否定されたり刷り込まれたりする風潮はどんなものでしょうか?本質を吟味しない建前的な世論にのめりこまれている現状があるのではないでしょうか。
追記
カムフラージュ?元教諭の養護施設指導員