久しぶりにガツンと見応えのあるサスペンス・エンターテインメントの邦画に出会いました!
ダーク系エンタなのでハラハラドキドキゾワーッですね。思わぬ展開とその余波や裏側がじわじわとこちらの心にのしかかってくると言う上質のサスペンス。
サスペンスはこの“思わぬ展開”がなんといっても生命線ですから。
この作品では、原案&脚本の長崎尚志さんですね!浦沢直樹作品の多くでストーリー共同制作を担ってきた方。この方の漫画脳がこの作品ならではの展開に大きく関わっているようです。
そして人物をしっかり描くことでそのストーリー展開に迫真の臨場感を産んでいるのが監督の永井聡さんじゃないでしょうか。
役者たちの演技をしっかり演出されています。だからこそ人物たちの人間としての関わりがサスペンスを産んでいくと言う息を飲む展開になっているんですね。改めて人間を深く多面的に描くことの大切さを見ました。
俳優部の皆さんそれぞれの演技も見応えありますね!
ストーリー構成と演技の醍醐味を一番味わえるシーンを紹介します。刑事の中村獅童さんと主人公の漫画家・菅田将暉さんがある人の葬式で話すシーンがあります。圧巻でした!