子どもの目線に立つということ。。 | それでもまた陽はのぼる。

それでもまた陽はのぼる。

カウンセラーの小さなつぶやきです。10人よれば、10人十色の人生があるのです。

どんな人でも乗り越えられない悲しみや、つらいことはないのです。

必ずまた陽はのぼるのです。日々のさまざまな事を受け入れ、そして次の一歩を踏み出してもらいたいと願っています。

保育園や幼稚園、小学校等子どもたちを見守る大人が必ずそばにいますね。

 

その見守る大人の中に、こどもの目線に立つということをよくわかっていない大人が増えてきているように感じます。

 

そもそも子どもは素直で残酷なのです。

感じたことをぱっと口に出します。

 

先生、白髪あるよ とか、 先生しわが多いねなどなど。

当の私は、子どもたちは孫ほどの年齢でしかないから、「はいはい」とうなずきます。

 

ところが、小学生の教え子たちから聞こえてくるのは、

 

学校の先生から面と向かって「あなた嫌いだから」といって意地悪をされ、不登校になってしまった生徒さんがいたり、

あるいは、

先生嫌~い! と言われた大人が真面目に不機嫌になって、その子をみんなの前でさらし者にするような行動をとったり、

 

子どもの気持ちに寄り添うということを忘れてしまった残念な大人が見守りしていたら、その場は荒れてくるのは当然ではないでしょうか。

 

私が考える子ども目線に立つということは、

 

一人ひとりの子どもにはそれぞれの性格の違いがあります。

それを まずはすべて受け止める姿勢を持つことではないでしょうか。

 

普通に言われてイライラするようなことをいわれても、「あら、そうなの?」って返せるだけの余裕をもって接することが必要なのではないかとも思います。

そして、子どもの要求の中で、受け入れられるものとそうでないものをしっかり分けるとか、子どもにできることと大人の希望を一緒くたにしないことではないかとも思います。

 

この子ども目線に立つということは、別に子どもだけでなく、言い換えれば、相手に寄り添うということにも活用できるものです。

 

そんなことができたら、みんなが過ごしやすい、あるいは生きやすい社会になると願っています。