急がないで | 基礎研究者のブログ

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医学・生物学系の研究者のブログです。2012年9月からアメリカのニューヨークで仕事をしています。近況報告がてら、仕事、育児について書いています。

時々ふと、子供たちがどんどん自分か離れていくように感じる時があります。子供たちには子供たちの世界があって、友達があって、親の存在が大半を占めるような状況ではなくなってくるような状況。以前のように子供たちが僕に抱きついてきてくれるようなことは減ってきたし、以前のように簡単に肩車をしてやれるような体格ではなくなってきました。それはそれで喜ぶべきことなんですけど、時々ふと、すっごく淋しくなるんですよね。

 

 

僕は仕事でほとんど家にいないし、最後に子供達と一緒に公園で身体を動かしたのがいつなのか、思い出すこともできません。今回、子供達と過ごす時間が強制的に長くなったおかげで、僕がいかに子供達を見ていなかったのかを思い知らされたような気がします。

 

 

子供たちが一番親を必要とするときって、親にとっては、仕事で一番厳しい競争にさらされる時期でもあるんですよね。どっちかだけを選ぶなんて、なかなか難しいんですよね。育児はお金がかかるから、仕事だってちゃんとしなきゃいけない。

 

 

長男くんは、ミッドスクール入学に向けて、state test なるものを受けます。まだ今年は練習で、本番は来年です。でも、それに向けて頑張っている長男くんを見ると、なんだか急に大人に見えてくるじゃないですか。中学校に入ると、なんだかすっかり大人になってしまうような印象を持っています。少なくとも、お父さん、お母さん、と走ってきてくれるようなことはなくなりそう。アメリカに来た時は、あんなに小さかったのに(渡米時の日記)。まだアメリカでニューヨーク州の外へ家族旅行に行ったことすらないのに。

 

 

ちょっと前までは「お父さん、お母さんと一緒に寝たい」って毎晩言っていた次男くん。一人で寝る練習をしようって言っても、夜中には親のベッドにちゃっかり滑り込んできていました。ところが、最近は全く何も言わずに、一人でベッドへ行って眠るようになりました。大きな一歩です。僕たちもそれを望んだわけなんですけど、いざこうなると、今度は僕が寂しくなってしまいました。

 

 

妻が帰ってくるまで、あと2日。これまで楽しそうに頑張ってきた子供達も、お母さんが恋しくて、ちょっと寂しそう。僕もいろんなイベントを入れて盛り上げてきたけど、それでも間に合わなくなってきたみたい。僕自身も、さすがにバテてきたし、なぜか背筋がバキバキで寝るのも辛い(やばい、そんなに老いてはいないはずなのに!!笑)。

 

 

そんなわけで、今日は3人で寝ようか、って話になりました。

 

 

真ん中が僕の場所。

 

 

 

 

 

 

こういうのも、いいですよね。

 

 

早く大人になりたいっていう子供達だけど、僕は最近、「そんなに急がなくても、いいんだよ」と、返事するようになりました。