分子生物学会 BMB2015 | 基礎研究者のブログ

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医学・生物学系の研究者のブログです。2012年9月からアメリカのニューヨークで仕事をしています。近況報告がてら、仕事、育児について書いています。

今回は懐かしの神戸が会場でした。博士課程の大学院生時代に神戸理研で仕事をしていた僕としては、ちょっとした里帰り気分でした。


この学会、大きすぎてアカン(何がアカンのかは多岐に及ぶので略)との厳しい評価が絶えないのですが、僕は好きです。学部生時代の友達にも会えるし、知らない分野の仕事を気軽に聞きに行く機会になるからです。自分の仕事に対するブレークスルーって、こういうのからくるものだと思うし。何より、知らない分野の話を日本語で聴いて、日本語で質問できるのが素敵すぎます・・・にんまり


今回も、いろんな発見があって面白かったです。僕はほとんど学会に行かないのですけど、閉じこもっているのは良くないなと再認識しました。だからと言って、生活スタイルは変えられないんだろうけど。


僕の発表の方は、トークの途中でタイマーの表示がなくて、時間をオーバーしてしまいました。僕としては、イケてないトークでした。みんなにはどう思われたんでしょうねぇ。。



呼んでいただいたのに、、ナンテコッタ。。。。・・・泣3・・・泣3・・・泣3



セッションの方は大いに楽しみました。実は、このフィールドのセッションに呼んでもらうのは初めてなんですよね。聞く話がどれも新鮮でした。日本のラボは、たくさんのデータを積みあげる緻密なスタイル多いですよね。僕ももっと頑張らないと。



もう一つの僕にとっての大きな目玉は、これは僕のメインフィールドのシンポジウム。元ボスと、そこから独立されたHさんがオーガナイズしていました。元ボスに挨拶に行くと、「Hさんが来ーへんねん、、」と焦り気味。なんとHさん、開始時間を間違えてまさかの遅刻笑


こんなことってあるんですね。大事な時に遅刻するような人ではないんですけど。でも遅刻して登場した時の雰囲気がHさんらしくてウケました。笑ったらあかんなぁと思ったのですが、元ボスは盛大に笑ってました笑笑笑



そんな始まり方をしたシンポジウムでしたが、トークの内容は半端なくレベルが高くて、感動を通り越してショッキングでした。遅刻したHさんも、すごいスピートで仕事を進めてました。独立して1年やそこらだったと思うのですけど、すでに 某 Major journal で リバイスだとか。いやはや、この分野、日本は強すぎますね。仕事内容については、被らないように全力で逃げ切るのが大切だと再認識しました・・・ショック・・・ショック・・・ショック



あとは、友達とランチしたり、懐かしの神戸中央卸売市場のまるも寿司に行ったり、懐かしの神戸を楽しませてもらいました。いや、もちろん仕事の一環です ・・・・・・・・・



企業ブースで広報の方々に再会して、そのノリで理研の方にも遊びに行きました。懐かしのTラボ、Kラボへ行きました。


カメラを首から下げて研究所に入ろうとしたら、守衛さんに全力で阻止されるというトラブルにも見舞われましたけどね。。・・・汗


慌てて訪問先や知り合いに内線で電話してもらったけど、全員席を外していたという悪夢。その後無事に通してもらえましたけど、やっぱり、まだ例のトラブルを引きずってるんですね。。。


でも僕、マスコミに見えるか??・・・ショック



Tラボでは僕の在籍当時学生だったIちゃんや、秘書さんのAさんと長話をしました。隣ではT先生が仕事してたんですけど、煩かったかもしれません(笑)。KラボではK先生が来客とマニアックな議論を展開していて、僕も途中参戦。2時間くらい滞在しちゃったかな?w 




帰り際には、また旧広報国際課のNさんのところに遊びに行って、懐かしのポートライナーで三宮へ移動。先ほどのシンポジストさんたちの懇親会に元ボスとHさんに呼んでいただいていたので、そちらに合流。




この先、10年間は口にしないであろう高級神戸牛を食べてきました。
いえーい・・・あは・・・あは・・・あは


 


この席では、これまでも、そしてこれからもずっとお世話になり続けるであろうY先生も一緒でした。Y先生は僕の渡米直後の学会で励ましてもらったのがずっと記憶に残っています(記事)。あとは、前から一度話してみたいなーと思っていたKさんとも初対面。ちょっと嬉しかったですねー。あと、京都にいた頃によく名前だけ聞いていた、今や飛ぶ鳥を落とす勢いのIさんとも初対面を果たしました。あとはみんな昔のラボから知っているメンバーだったので、リラックスしながらシンポジストの方々と会話することができました。


でもなんでしょうね、、こんなお高いレストランなのに、元ボスがいると、どうしてもお笑い系の雰囲気になってしまうのって、、。相変わらず、ブレない。。


ちなみに、Iさんもこのブログのことを知っていて、ちょっと動揺。別にいいんですけど、こうなると好き勝手に書けないですねぇ。あと、過去に変なこと書いてなかったっけと不安になったりするけど、もはや後の祭りか・・・泣


これはさておき、ここで、日本の研究者世界がいかに狭いか、コミュニティの人間関係が如何に大切かを目の当たりにすることになりました。それはまた、続きということで(たぶん)。