今日も自宅RINGS。
プロレスをやりたい人へ、ホームジムを開放しています。
さて プロレスの技術をまとめていた時に、少し悩みがあったんです。
その他の格闘技の技術はどう組み込もうかという。
プロレスのソレだけを抜き取って伝えると「単なるショーやフェイクじゃん。」となるので、その元となる技術も、当然に一緒に伝えたいところ。
で、そんな観点に関するブリッジの話。
私はアマチュアのレスリングから格闘技を始めたので、ブリッジと言えば、まずはアマレスのブリッジを想像してしまいます。
多分、これは刷り込まれているので、一生変わらないと思います。
アマレスのブリッジは、両肩がつかないように、踵で押します。踵で押すのが最も力を加えられます。そして、それに耐えうる首の筋力や柔軟性が必要です。
対して、プロレスのブリッジは…踵を上げて爪先で立ちます。そして、鼻は床につける、足と頭の距離はなるべく短くする。
昔の前田日明さんなんかは、壁に背を向けて立ってブリッジの練習をしたと言われています。
つまり、それくらい見た目の綺麗なブリッジが求められます。
アマレスのブリッジ練習では、首をグリングリン動かすのですが、プロレスではこのブリッジの姿勢を数分間保持するという練習も入ってきます。
爪先をあげて保持というのは、おそらく見た目だけの問題で、運動としては不自然な身体の使い方だと思います。故にキツいです。
アマレスでブリッジ練習に慣れていても、姿勢としては別物なので慣れるまではなかなか苦戦します。
そして、こちらのブリッジも紹介しておきたい。
関節技がある競技においてのブリッジというのもあります。
レスリング以外は、フォールという概念がないので、基本的に首でブリッジをする必要がありません。このような競技だと肩を視点にブリッジをします。
あと、肩に力を加えることって、日常の生活にないので、それに慣れるまでは肩が痛くなります。
細かいところは、待てのあるサンボや、そもそもガードをするグラップリングとかで違うと思うので、こういうブリッジもありますよという程度で捉えておいて下さい。
あと、合わせて書いておきたいこととして、UFC以前はポジショニングの概念がなかったっていうじゃないですか?
そこはその通りなですが…
そこから、カール・ゴッチの技術にも不備があったなんていう理屈に繋がることとかもあったりするのですが、僕はカール・ゴッチの技術に不備があったとは思わないんです。
フォールという概念がある前提での技術だと思うんですよね。どうでしょう?
というわけで、最後は話が逸れましたが、ブリッジの種類でした。