北九州市議会議員選挙について思うこと。 | 上条武術研究所

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プロレス・サンボ・合気道を経験。
月刊秘伝読者。
○現在の活動
・自宅ジムを開放(不定期)
・武術系、介護系の同人誌制作

月31日に北九州市議会議員選挙があります。
正直なところを言うと、宣伝カーがうるさいです。電話が聞こえないみたいな日常への実害もあります。
まあ、ここの文句は仕方がない部分もありますから我慢しております。
立候補者の皆さんには選挙活動を頑張って下さいと言っておきたい。

さて、北九州市民の皆様へ!
投票の際に参考にして頂きたい過去の案件があります。
これらはニュース及びテレビ番組で全国に報道された案件です。全国のニュースになるということは、やはり良くも悪くも一般的な感覚で異常だということです。
風化しないように、こちらに書き留めておきます。


2013年9月から約2年4カ月の間、病気を理由に本議や委員会など150回のすべてを欠席しながら、計3000万円超とみられる議員報酬を受け取っていた市議がいました。
該当する議員さんは、『木村としのぶ』氏です。
今回も立候補されてますね。

糖尿病の合併症を患っているらしく、そんな状態で普通の仕事ではなく、市民のために重大な責務を負う議員の仕事ができるのか?再び議会を欠席するだけなのではないか?と疑問と思われている市民の方もいるでしょう。
というか、それ以前の問題として、該当の案件がニュースになった段階で、返金なり何なりの案件の解決をするべきだったのでしょうが、この議員さんは何の禊もしておりません。ここに憤りを感じている市民の方も大勢いるでしょう。
公式ホームページとか酷いんです。『大病を患いながらも…』みたいな、逆にちょっと美談になってるのよ。
そう言えば「木村としのぶを市政から追い出せ。」なんていう、スレッドを爆サイで見たことがあります。まあ、そういう意見の方もいるのでしょう。

しかしながら、私はそんなことを一切思っていません。
どうやら、条例上、議員報酬を拒否することができないらしく、欠席した場合の減額規定もないとのことなので、私の見解としましては『法令遵守』がしっかりされている立候補者だな~と思ってます。
頑張って下さい!


②北九州市議8名によるスペインに海外視察。フジテレビの『実録!金の事件簿』の取材によるとおおよそ視察と呼べる内容ではなかったという案件。
8日間の費用はもちろん税金から出ていて、飛行機はビジネスクラスで市議には初日と最終日は2日分の「日当」として計1万3600円がつく。さらに食事も昼は3000円、夜は5000円までが支給される。視察には全日程で市の職員2人が同行し、旅行代理店の添乗員も同行、現地でガイドも雇う“至れり尽くせり”の海外視察で、総額はおよそ800万円。
私は小倉北区の人間なので、8名の議員さん中から今回も立候補されている小倉北区の立候補者さんを紹介します。

奥村祥子議員

木畑広宣議員

テレビでも放送されてましたが、スペイン視察があまりにも公務の範囲から逸脱している単なる観光である感じたフジテレビの取材班が、現地で北九州市議に突撃取材を敢行した際、回答できる議員はほとんどいなかったとのこと。

日程よくわからんって…。この返答は酷すぎる。
いや、議員さんの慰労目的の観光なら別にそれでも良いと思うんですけどね、個人的には。それを『視察』と言い張るから、こういう見苦しいことが起きるわけで。
このシーンについては北九州の恥だな…と思う市民も多くいたことでしょう。


なお、番組組が視察とみなした時間は、6泊8日の間、約9時間だったという。


そして、番組放送後に沢山のクレームが寄せられたことを受けたからでしょうか、各議員のスペイン視察の報告書が何故か唐突にホームページにアップされました。
あと、奥村議員は放送後に費用の一部を返還しているとの情報も。

まあ、市民の皆様のほとんどは、未だこの件について納得のいく回答を示していない北九州市や該当の市議に憤りを感じていると思います。
ちなみに住民監査請求は出されましたが、棄却されています。

あと、このスペイン視察がちゃんとした視察だったと仮定して、具体的に北九州の何にそれが還元されたのかもよくわからない…いう方も多いでしょう。
実際、形だけの視察の報告書などは不要で、「こういう視察を経て、市にこれが出来た、こういう取り組みが始まった。」までの報告が必要でしょう。
強いて変わったことを言えば、この視察中に飲酒をしていたことがすっぱぬかれた結果、北九州市では市議の公務中の飲酒が禁止になったんですって。…しょうもねぇ!

で、なおかつ厚顔無恥に今回も立候補している姿には怒りを通りこして呆れていることだと思います。

「この人達はこの件に対して、きちんと納得のいく回答を出してはいない!絶対に忘れてはいけない!」と声を荒げる方も少なくないでしょう。


しかし、私のは上記のようなことを、一切思っていません。

私の見解としてはこんな感じです。

帰国後の取材での市からの回答に「現地でお金を使うことは、視察をさせて頂いたお礼。」という旨の回答があったんですよ。

9時間の視察に対して、8日間のお礼。このテイクに対する過剰なギブが素晴らしいと思いませんか?
結果として、まぎれもなく『市民に還元されるべき大事な税金を使って、市議が海外で豪遊した。』ことには間違いありませんが、それは視察先へのお礼なので正当な支出なんですよね。この感謝の精神が素晴らしいと私は思います。

本当に応援したくなりますね。
スペイン視察に参加した8名の市議さんには頑張って欲しいと思います。

以上です。