研究所
「あんたになら止めることができるというのか?」
「もちろんじゃ!やつはわしが作ったんだからな!」
「じゃあすぐに!こうしている間にも、多くの人からぼっくりんが見えなくなり、忘れ去られてしまう。そうなると・・・」
室長の電話がなる
「はい、北です。お前か・・・。」
市役所
電話口で慌てたように産業振興課の職員が
「大変な状態ですよ、室長。メカぼっくりんの出没範囲は、現在市内ほぼ全域、人が多く集まるところは、大抵ピカってやられちゃっています。」
「大まかに街の人たちの取材の様子を録画しておきました。
そっちに送ります」
街の様々な場所で地域ごとにテロップが入る
「ぼっくりん?ああ、なんかいたね、そんなキャラクター」
「しらないなぁ」
「みないなぁ、最近」
その送られてきた映像を見て、顔がゆがむ室長
電話口で職員が呟く。
「室長・・・この市役所も、すでに・・・」
市役所内の様子
各種用部署ごとに
「ぼっくりん?・・・ああ」
「しらないなぁ」
研究所
室長は電話口に最後の望みを託すかのように告げる。
「それで、うちのメンバーもか?」
「うちのメンバーは、かろうじてぼっくりんのことを覚えていますが、思い出すまでにタイムラグがあるような状況ですね。ぼっくりんを目の前にしても、みえるかどうか・・・。」
「そうか・・・」
電話を切る室長。
電話を切るのを待っていたかのように博士が、室長に言った。
「メカぼっくりんが、移動を始めたようじゃ。一緒に来るか?」
「当たり前だ」
生石神社へ向かう道
「助手!メカぼがいるんだよ!」
法華山谷川ので手沿いの道。高速移動するメカぼっくりん。
「なによあれ!」
時速60キロ以上のスピードで移動している。
「高速移動ユニットだよ!」
「全く博士は・・・本当にいらないものばっかり作るんだから・・・メカぼにああいう機能はいらないでしょうに・・・」
「でもそんなところも好き!てへっ!とか、また夜に写真に向かって言うんだよ」
「言わないわよ!追うわよ!」