メカぼ博士のブログ -14ページ目

メカぼ博士のブログ

高砂市のご当地キャラ「ぼっくりん」の敵
メカぼっくりんを生み出した博士のブログ

サンモール

人ごみの中、通路に仁王立ちしているメカぼっくりん。

人々が集まってくる。

口々に「なんやこれ?ぼっくりんとちがうやん」「なんだこれ?」「きもちわる」「しょぼ」「新聞紙やん」と言いながら、結構いい年のおじさんが近づいてくる。

メカぼっくりんを中心に人が集まり、メカぼっくりんの目が紅く光る。

額についた装置がまばゆい光を放ち、あたりが真っ白になった後、やはりメカぼっくりんの姿は消えている。

ぼっくりんを楽しみにしていた人々は、思い思いの方向に帰り始める。

 

研究所

助手とメメッカはその一部始終をモニターを通して、見ていた。

「メカぼ・・・博士の言いつけ通りにもううごいてるの?・・・あのおじさんたちが、今からここに来て、「博士さん!素敵でごわす!」とかいうのーーー?いやーー!あんなおじさんがライバルなんていやー!」

パニックになっている助手の横で、冷静に、モニターを見続け、

「助手、なんかおかしいんだよ。」

と言いながら、音声のゲージを上げる。

ミニターに注目する助手。

「(モニター音声)今日何があったっけ?」

「(モニター音声)ぼっくりん?なんだっけ?それ?」

「(モニター音声)なんかいたな。そんなやつ」

モニターから流れてくるおじさんの声に助手もまた注意をモニターに向ける。

「博士!素敵!って言ってない・・・」

「助手、おそらく・・・博士の思惑と違うことが起きてるんだよ」

 

二人で設計図を見直す。

「博士・・・一体、何をつくったの?」

 

市役所

たくさんの職員がいる。産業振興課と書かれたプレート。

一人の職員が電話を取る

「はい!産業振興課です!え?ちょっと待ってください!・・・室長!室長!電話です!なんか、ぼっくりんが来てへんって、サンモールから」

奥の席に座っている男の方に向かい電話を差し出す。

奥の席の室長が立ち上がり、

「え?スタッフはもう向買ってるはずやろ?」

「そのスタッフからです」

「どういうことやねん?ちょっとかわるわ」

と自席の電話をとり

「かわりました。北です。ぼっくりんがおらへんって、どういうことやねん?え?一緒に来たけど、さっきから見当たらへん?どっかに行ってまうわけないやろ!・・・もうええわとにかく、いくわ!」

と、電話を置き、他の職員に向かって、

「ちょっと、サンモール行ってくるわ!なんか、ぼっくりんがおらへんようになったとかいうとる」

と部屋を出かけて、

「ちょっと、お前もこい」

と先ほど電話をとった職員を呼ぶ。

「なんかいやな予感がするわ」

と耳元で他の職員に聞こえないように告げた。