
DVD 派!………のはずなのに、コレだけは別。
もともとMichael Jackson(以下MJ)は好きではあったが
正直なところ一番好きと言う程でもなく、むしろ5番目以下。
そして、映画なんて自宅で充分という性分なので
映画館には10年以上も足を運んでいなかった。
ちなみに最後に観たのは『アルマゲドン』(笑)
しかも自ら観にいったわけではなく、誘われて渋々だった記憶。
それでもこの『THIS IS IT』公開の一報を耳にしたとき
何故か映画館で観なくては、との強い思いに駆られた。
そう、『観たい』ではなく、『観なければ』という感情だった。
観終わった今、結果から言うと、本当に観て良かった。
『観なければ』という想いに間違いは無かった。
あと一週間ほどで閉幕するが、もう一度観ておきたい。
仮に人生を100回やり直すとしても、100回とも観賞したい。
嘘でも大げさでもない、偽らざる気持ちである。
PV『Thriller』より
『THIS IS IT』はひと言で言えば壮大なるメイキングビデオ。
ただ、そのスケールは果てしなく大きく、深い。
実際に観て欲しいという想いがあるので、詳しくは書かない。
MJが何故多くの人から支持されているのか?
改めて聴く彼の作品の素晴らしさ
改めてわかる彼のステージアクションのすごさ
彼がファンやスタッフからいかに愛されているのか……
彼の没後、FMなどでMJの作品を耳にする機会が増えた気が。
実際にオンエアされる回数が増えたのか
単に意識して聴くようになったのかはわからない。
まぁそんなコトはどうでも良く、彼の作品がリリースされた
二十数年間にわたってリアルタイムで聴いてきたが
今改めて聴きなおしても、やはり良い!と感じる。
永遠に聴き継がれる曲といっても過言ではないのではないか。
PV『BAD』より
そういえばMJが没したという事実に未だピンと来ない。
ディスプレイとスピーカーの向側のひとであり
残念ながらライブで観る機会も無かったので
MJが生きた人間であったという実感がもともと薄いのかも。
ただ、今後彼の新作がリリースされる事は二度とない……
そう思うと寂しさを感じる。
くどいようだがMJは特別好きなアーティストというわけでもなく
わざわざ映画館に映画を見に行く習性もないのに
この『THIS IS IT』だけは映画館で観たかった。
観終わって何となく感じたのは、MJの作品の数々は
自分の日常に他ならなかったのでは、という事。
『Billie Jean』『Man In The Mirror』『Heal The World』etc…
彼の作品は好きだが、わざわざ好んで聴いた事は少ない。
受動的に耳にすると必ず『やっぱマイケルいいな』と思うのに。
PV『We Are The World』より
おそらく、自分の中でMJの曲は、まるで呼吸をすることのように
『当たり前過ぎて意識できないくらい非常に重要な存在』
なのだろうか。
改めて『私は呼吸が大好きです』と言ったりはしないように
『私はMJの曲が大好きです』と言ったりはしない。
しかし、MJの作品を知らずにいる人生は想像がつかない。
『THIS IS IT』作中でMJがステージに賭ける意識の高さを観た。
他のアーティストのメイキングを観たこともあるが
正直なところMJだけが特別に意識が高いとは思わなかった。
それでもなお、彼の作品やステージの印象は
他のアーティストに比べて非常に強い。
やはり、意識に対する完成度が頭抜けて高いのだと再認識。
観終わって改めて想う。
MJは1番・2番という順番や好き嫌いという感情を超越した特別な存在だな、と。
以上、頭の中にあることをつらつらと書き綴っただけなので
とりとめのない駄文になってしまったが………
MJに対する想いを素直に書いた結果なので読みづらいのは何卒ご容赦を。
最後にもう一度。
彼が生み出した数々の作品はずっと聴き継がれていくことだろうし、そうあって欲しい。
自分自身も彼の作品は一生楽しみ続けると思う。
きっとMJも世界中にいる彼のファンに対してそれを望んでいるだろうから。