カチョーの忘年会の会場は創作和食が満喫できる
『食彩 はりこま屋 』。
コノ日のカチョー、目からウロコが落ちまくり………
アンコウって、こんなに美味いんだ!
カウンターと三組分ほどがゆったりできる小上がり席。
お任せコースだったコノ日、まずは先付け三点盛り。
イキナリ、このゴマ豆腐の濃厚なコトといったら……
今まで食べてきたゴマ豆腐を全否定されたような感じです!
あらかじめ席にセットされていたコノ日のメイン、鮟鱇鍋。
中身は全て直前に火が通っており
味噌仕立てのスープがひと煮立ちしたら、もう食べごろ。
何かコレも、カチョーが知っている鮟鱇鍋とは違う……
○ アンキモ仕立て
濃厚で甘味を感じる激ウマスープは、
旨味の塊・アンキモを惜しげもなく投入したという極上品☆
なんでもコノ味は15kgクラスの鮟鱇だから出る味とのコト。
しかも、コノ鮟鱇の身が厚くて更に絶品!
鮟鱇の皮下ゼラチン質の厚さはカチョーの腹回りの比ではないボリュームです。
もうね、アレですよ、ただ一言マーヴェラス。
取り合わせ自体は珍しくもなんとも無いんですが……
一品一品がカチョーの知っている味を凌駕してます。
ねぇ、サーモンって比較的安価で親しみやすい味ですよね?
……こんなにトロッとして美味かったっけ?

こんな海のミルクたちが出てきちゃったら辛抱タマリマセン。
日本酒で迎え撃つのが礼儀というものでしょう。
生臭さを一切感じさせず、ただ口中に広がる海のめぐみ。
日本酒がその感動を更に倍化させてくれます。
余韻という言葉の真の意味がココにあります。
十分に成長した鮟鱇だけが持つ成熟した旨味が凝縮された
アンキモの口ざわりは、まるで極上のシルク。
軽く炙ったからすみも一粒一粒がはらりとほどけていき
香ばしさと旨さの奇跡的なカップリングです♪
カチョー、コレは初めて食べました☆
塩っ気が強いので大根おろしと一緒にイタダキマス。
それにしても魚卵系って日本酒とあいますね~
津波のような旨味を押し寄せさせてから、
後味は潮が引いた後の白浜のようにさっぱりとします。
とどめです(笑)
先ほどいただいた鮟鱇鍋のスープで仕上げた雑炊!
鮟鱇の全てを受け止めたごはんは日本料理の英知の結集。
軽く火を通しただけのネギが渋い脇役です♪
お新香で口をさっぱりさせた後
〆は清涼感のきわみ、柚子のシャーベット。
今日食べた様々な旨味の記憶を昇華します。
最後の最後にスッと引いた感じの品で締めるのは
余韻を大切にする日本人ならではの美徳でしょうか。
鮟鱇、ゴマ豆腐、etc………
食べたことの無いものを頂いて感動するのはある種当然ですが
普段食べているはずのものを頂いて感動するのは滅多に無いことです。
ココ『はりこま屋
』にはその感動が有りました
ゴチソーサマでした
食彩 はりこま屋 (居酒屋 / 東区役所前)
★★★★★ 4.5