200年住宅 ~築60年!カチョーの生家 | 札幌にある不動産会社の経営企画室 カチョーのニチジョー

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【当Blogは、平成22年9月15日を以って更新を終了しております】

外観 岩内にあるカチョーの生家です。


カチョーの父親はココで育ち


その後カチョーはココで産まれ、2歳まですごしました。


この家が建てられたのは昭和20年ころ


なんと!もう60年以上経っているのです






玄関 例えば今、この家を売りに出すとしたら


土地代にしかならないことがほとんど。


例えば土地1,000万円建物0円合計1,000万円、のように。


場合によっては建物の解体費用を差し引かれて


土地1,000万円建物▲100万円合計900万円なんてことも。


それではなぜ、建物代は0円になってしまうのでしょうか?


簡単に言うと、日本の税制上築20年以上経った建物


価値が0円(木造の場合)であると見なされるからなんです。 


※注:木造は20年、鉄骨造は35年、RC造は47年です。







居間 お風呂や台所に手を加えた、このカチョーの生家。


ひいき目ですが、本体はマダマダ頑丈、100年は持つでしょう


それでも建物の市場価値は0円って………


もしもカチョーがこの業界で仕事をしていなかったら


きっと激怒していたかな………でも、それが現実なんです。







縁側 2007年5月、当時は自民党住宅土地調査会長だった


福田首相により200年住宅ビジョンが提言されました。


コレは簡単に言うと、


200年の耐久性がある住宅を建てましょう!

住宅を200年もたせる工夫をしましょう!

築後数十年経った建物に価値をもたせ流通させましょう!

そのために税制上・法規上様々な優遇措置を講じます!


というお話であり、まだ一般的にはピンと来ていないのが現状。


まだまだ短いスパンでのスクラップアンドビルドが全盛です。



しかし、多方面から法整備がなされ、市場の意識が変われば


今後の建設はドラスティックに変わっていくことでしょう。



現に、カチョーの生家を建てた大工さんは


60年前にして既に100年住宅を成し遂げているんです。


今の技術をもってすれば200年住宅は可能。


200年住宅を不可能にしているのは日本人の意識。



日本の建設・不動産業界は今まさに変革のときを迎えようとしています。


200年住宅というキーワードはその最たるものと言えるでしょう………



日本の住宅を変える耐久材とは?

そして変わり行く時代にナニをすべきか?

詳しくは ⇒ こちら です