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よみきかせボランティア研修で
赤ずきんの絵本を見比べてみようをしました
このテーマでやりた~いって言った責任とって進行係したの

まず、こども図書館の蔵書81冊を
各自の主観でいいので ○△×にわけてもらったよ
もちろん 置いてあるのをさらに移動もOK
はじめに 赤ずきんがペローやグリムによる
口承をきき集めて書いたものだということと
ちょっと気に留めてほしいポイントとして

絵 頭巾の形
赤ずきんの年齢は?
お花を摘みに行くの?
おばあさんは助かるの?
赤ずきんは助かるの?
オオカミの最期は?

をカードに書いておきました
ここで え?って言ってくれたり反応がうれしかったわ♪

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時間の都合上 △はほっといて
はじめて子供に読むには×かなって
みんなが分けた本のところで
どうして×にしたのかをフリートーク

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それから ○にエントリーされた絵本をひろげて
特に気にいったのや 気になる本を紹介し合ったり
図書館員さんが補足説明もしてくれるので
盛り上がりました

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×からちょっと紹介すると
これだけ強烈なのや アニメちっくすぎるのって
イメージを固定してしまって
想像の邪魔になるんじゃないかなって
意見が多かったの

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オトナの絵本としては とても楽しいです
でも これしか知らないで子供が育つのってどうかと思うの
中には オオカミが逃げてくのもありました

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本スキさんの集まりなので 正直な感想からも
とても参考になる言葉がたくさんきけました
赤ずきんの本でもこんなに色々あって
なかには ちょっとな~ってのもあるから
これから先、よみきかせに連れていく本を選ぶのに
より真剣になるわねって


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福音館のこのふるいふるい絵本なんて
こんなに素敵なのに たしか傑作選とかにもはいってないんじゃないかな
もったいないなぁ
わたし、これ好きだわ~

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赤ずきんちゃんが ちょっとイメージちがって
娘さんなのが残念ですが オオカミは超好みっ!

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変な絵は かえって邪魔になるのを
図書館員さんに グリム昔話の本から
ストーリーテリングしていただいて
頭の中で 私の赤ずきんやオオカミが動きまわることで
より 実感しました

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大型本と小型本でのレイアウトなどを比べたり
研究者さんの本を紹介していただいたり

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昔話の残酷性や性描写、
説教くさ~いしつけ絵本にされがちなのとかを
語りあったり

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とっても楽しい時間を過ごさせていただきました

むかし、『本当は怖いグリム童話』って本がブームになった頃
三匹の子ブタはオオカミと友達になるわ
なんか あれ?って本が増えた時期がありました
ちびくろサンボは差別だとかで 本棚から消えるわ
差別用語を排除とかで めしいとかびっこ、かたわなんか
遠回しな書き方になったり
なんかおかしいな~って もやもやしてました
その後は 逆にパロディやグロものも流行しちゃったね
81冊ざざざっとみても 流血スプラッタになったものはなくて
ちょっとほっとしました
昔話のさらっとやっつけられちゃうあっけらかんさ
悪者はいなくなって 安心して眠れる世界観って
子供用は特にかえちゃぁだめって思うのです

ペローでは赤ずきんは食べられておしまいなんだけど
シャルル・ペローってなってるのに
猟師がきて 助けてもらえる絵本もあったり
グリムでも 七匹の子ヤギとまじったのか
喉が渇いて水飲みにいって 井戸や池におちたりと
比べるととってもおもしろかったです

貴重な蔵書を提供いただいて 広島こども図書館様には
心から感謝しています
ありがとうございました