最近、1人で車に乗って知らない土地に行くことが趣味だと気づいた。ずっと無趣味だと思っていたが、ドライブしていると、気分が良くなる。特に自分が知らない道を通るということはちょっとしたスリルがある。それと、道を通って町に入り、通行人や建物を見ると、その町の生活観が見えて、新鮮だ。去年は仕事の関係で、知らない町に赴任していた。そこは、俺の地元の町の中でも有数の田舎。周りは山で、商業施設なんかも少ない。本を買うにも隣町まで行っていた。ただ、コンビニの品揃えの良さは奇妙だった。俺はタバコを吸うが、気に入っている銘柄のタバコがなかなか見つからない。それが、この町のコンビニにはあった。
東京には近く、その町の住民は東京に出向いて買い物をしているという。中心には高速道路が走っているが、本当に通り道というだけで、よっぽどの用事が無ければ町に寄らないのではないかと思うぐらいだ。こんな言いようでは住民に怒られるかもしれないが…。
また、自分の仕事の関係上、この町に常に常駐していなければならなかったため、かなりつらかった。そんな状況の反動か、上司に許可を得てよく町を抜け出していた。目的地はないが、この町にとどまるよりは、たまの休みに脱出したほうが、有意義なのではないかと考えたのだ。そんなことから、ドライブの魅力に気づいたのかもしれない。
今は生まれ故郷に勤務しているが、車でちょくちょく出かけている。しかし、今は、目的無く動くのではなくて、目的の町や施設をゴールにして出発するようにしている。最近では、長野南部の都市、埼玉県の神社、東京多摩地区、神奈川と千葉の間にある海に浮かぶ人工島、千葉のある都市を舞台にしたドラマのロケ地、千葉県にある夢の国と呼ばれている施設などに足を運んだ。
しかし、悲しいかな恐ろしく燃費の悪い車を所持しているため、1回の遠出にかなりの出費がある。一応生活していかなければいけないので、自分の所持金とも相談していかなければいけない。
そんな俺だが次に行きたい場所がある。それは群馬県のある川だ。理由は、俺が最も生き生きしていた2004年にある。この年が楽しかったことは、前に書いた。この川ならびにこの川にかかる橋をテーマにした楽曲がある。その曲がバイト先で、しつこいくらいに流れていたので覚えてしまった。そして今頃になって、その川はどんなところなんだろうという気持ちが沸いてきたのだ。あの時は毎日流れるこの曲に飽き飽きしていたが、久しぶりに聴いてみると、懐かしさとともに、切なさがこみ上げてくる。その川を実際に見てみたい。そして、曲中に出てくる神社でお参りしてきたいと思う。
しかし、現在俺は、恐ろしいくらいの財政難に陥っている。1日一箱吸うタバコも控えなければいけないくらいの状況だ。こんなことではいつになるかわからない。一応休みは固定してもらっている。あとは資金繰りが上手くいけば、ということだ。しかも群馬は俺が住んでいる町から遠く、高速道路使わなければ、何時間かかるかわからない。とにかく、このドライブの実現が早く訪れることに期待したい。