283. 3Dプリント用研磨材ーTuneD3 | Dampflok Nr.2

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(蒸気機関車2号機:ダンプフロック・ヌマー・ツヴァイ)
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3Dプリントの積層痕磨きには苦労させられます。 あの手この手の商品を試したりしてもなかなか良い物に巡り合えませんでしたが、ようやくこれはイケるかなと思える商品に巡り合えました。
 
立川市にあるマイポックス(Mipox株式会社)が開発した3Dプリント造形品の積層跡を除去する研磨フィルム。

100枚以下の小口販売は、アイディーアーツ、ボンサイラボ、アマゾンの3社が行っているようなので、今回はアイディーアーツ(id.arts)のお試しキットで性能のほどを試してみました。

TuneD3-01
TuneD3 BASIC お試しキット【6枚入り】850円。
(TuneD3 BASIC お試しキット【3枚入り】498円もあります。)
 

TuneD3-02
粗研磨使用フィルムのグリーンフィルム 40番と80番、それに仕上げ研磨使用フィルムのブルーフィルムが2枚づつ入っています。(【3枚入り】は1枚ずつ)
 
それでは試し磨きを行ってみます。
 

TuneD3-03
仕掛品の3Dプリント物で試します。 素材はShapewaysのPlastic - White Strong & Flexible。仕掛品なので、すでに普通のサンドペーパーで磨いた後なのですが、これしかないのでしょうがない。
 

TuneD3-04
コンデジの顕微鏡モードで撮影すると表面がざらついています。
 

TuneD3-05
第一工程の1ではグリーンフィルム80番を使って粗磨きします。水をつけてのウエット仕上げです。

TuneD3-06
表面の凸凹が緩和されています。
 

TuneD3-07
第一工程の2。グリーンフィルム40番での中間研磨。
 

TuneD3-08
さらに表面の凸凹が目立たなくなってきました。

TuneD3-09
第二工程。最後に仕上げのブルーフィルムで磨きます。
 

TuneD3-10
手で触ってもツルツル感が出ています。
 

TuneD3-11
良いサンプルがなかった為に積層痕の除去の具合がわかりませんでしたが、感じとしてこれは使えそうです。 普通の耐水ペーパーで磨くと表面に黒っぽい研磨材が付着しますが、このTuneD3では表面に研磨材が付着しませんし、研磨性能が落ちてきたらシートを水洗いすることで再利用もある程度は可能ですし、3Dプリントに特化した研磨材と言うのがイカしてます。
 
フィルムでは磨きずらい部位の研磨には液体タイプの研磨材「TuneD3 HiPOLISH」というのもあるようですので機会があればそちらも試してみたいと思います。



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