046.28-ton Class B Climax を修理する | Dampflok Nr.2

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(蒸気機関車2号機:ダンプフロック・ヌマー・ツヴァイ)
On30やOn18それにHOn30といったナローゲージ(軽便鉄道)が中心のブログです。

長らく故障していたClimax。 部品が損傷して後部台車が車体に接続できていない状態。 Bachmann USAに部品を頼んだけど販売していないのでアメリカに修理に出すしかない状態でしたが、どうにか修理出来ないものかと考えていました。

つらつら考えていたのですが、偶然Climaxの分解の仕方を紹介しているHPがあったので、これを見て俄然やる気が出てきました。

The Foothill Model Works

Climax-01
↑ これが外れた後部台車。

Climax-02
↑ これが後部台車と車体を繋ぐ部品。 左が段付きワッシャー。中央が二段付きワッシャー。No.0かNo.1(M1.6~M.17)のインチネジ。
中央の二段付きワッシャーが損傷していて、単なる段付きワッシャー状態になっています。本当はもう一段あるのですが、その一段がフランジの役目をして台車のセンターピン・ホールに引っかかるようになっています。 それが損傷。

Climax-03
↑ 台車を解体します。Cover Plateをとった状態。

Climax-04
↑ 車軸をとるとセンターピン・ホールが見えます。 少し段付きになっています。

Climax-05
↑ センターピン・ホールに手持ちのプラワッシャーを入れようかと思ったのですが、どうもビスを通すビス穴が大きすぎて使えない。 オリジナルのビスがM1.6~M.17のサイズなので。

これはプラ板か真鍮板から作るしかないかと諦めかけたところ・・・待てよっと。

確か・・・

ありました。 

Climax-06
↑ 前に静鉄駿遠線キハC3を作った時にアルモデルの片ボギー車動力装置のパーツで使っていなかった(キットの方のもあったので)7mm用スポーク輪芯板。

Climax-07
↑ ほ~ら。 ピッタリじゃん。

これで行けると思ったところがどっこい、新たな難敵。

二段付きワッシャーだとビスが奥まで沈み込むのに、単なるワッシャーだと奥までビスが入り込みません。 ビスの足の長さが足らなくなって車体側のメスに入り込めません。 でも長いインチネジは持ってません。

う~ん、と唸る事小一時間。 

しょうがない。掘るか・・・

オリジナルはM1.6~M1.7程度のインチ・ネジなので、手持ちの長いビスを活用するとなるとM2.0にするか。

というわけで、車体のメスをM2.0のタップで拡大。 ワッシャー穴もM2.0のドリル刃で拡大。 M2.0 x 8mmのビスで取り付けです。

Climax-08
↑ 何とか取り付けた後部台車。 
ヒヤヒヤして行ったテストランでもうまく回って、ホッと一息。

ようやくマトモにクライマックスが走行出来るようになりました。 

旋盤とかの工作機器があったり技量が優れていたら、このようには修理しないのでしょうが、無い無い尽くしにしては修理出来たことで良しとしましょう。




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