レポート試験 | 65歳の芸大生

65歳の芸大生

定年退職後、新しいことにチャレンジしたいと考えて、今まで縁がなかった芸術について学ぼうと思い、京都芸術大学通信教育部芸術教養学科に入学しました。このブログは学習記録としてレポート等の成果を載せています。複製、転載はご遠慮ください。

自身の生活や仕事における対話の現場をひとつ取り上げ、第6-14章のテキストもしくは動画の中で紹介されている「芸術」「医療」「教育・保育」「哲学」いずれかの領域における取り組みや知見を参考にして、その改善策を論じてください。

私は、高等学校で理科を指導しているため、理科の授業における「対話的・主体的な学び」を通したアクティブラーニングの実践について実践における留意点と改善策について述べる。
1.留意すべき点
(1)生徒の主体性を尊重する
 生徒が自ら考え、意見を持つことを促すために、授業の進行を生徒の興味や関心に合わせることが重要である。教師はファシリテーターとしての役割を果たし、生徒の発言を引き出す質問や、グループディスカッションを促進する技術を持つべきである。
(2)対話の場を設ける
 生徒同士の対話を促すために、小グループでのディスカッションやペアワークを取り入れることが効果的である。これにより、異なる視点や意見を共有し、理解を深めることが可能となる。
(3)実験や観察を通じた学び
 理科の特性を生かし、実験や観察を通じた体験的な学びを重視する。生徒が実際に手を動かし、体験することで、より理解が深まり、また結果についての考察を通じて、科学的思考を育むこともできる。
(3)フィードバックの重要性
 生徒の発言や成果に対して、適切なフィードバックを行うことが大切である。ポジティブなフィードバックだけでなく、改善点についても具体的に伝えることで、次回への意欲を高めることができる。
2.改善策
(1)授業の振り返り
授業後に生徒からのフィードバックを収集し、何がうまくいったか、何が改善が必要かを分析しこれにより、次回の授業に向けた具体的な改善が可能になる。
(2)テクノロジーの活用
 デジタルツールを活用し、オンラインプラットフォームでのディスカッションや共同作業を行うことで、学びの場を広げることができる。特に、リモート学習の経験を生かし、柔軟な学習環境を提供することが可能である。
(3)学びの成果の可視化
 生徒の学びの成果を可視化するためのポートフォリオやプロジェクト発表を取り入れることで、自己評価や他者評価の機会を増やし、学びの深さを実感させることができる。