設問1 | 65歳の芸大生

65歳の芸大生

定年退職後、新しいことにチャレンジしたいと考えて、今まで縁がなかった芸術について学ぼうと思い、京都芸術大学通信教育部芸術教養学科に入学しました。このブログは学習記録としてレポート等の成果を載せています。複製、転載はご遠慮ください。

まず、『アネモメトリ』の「特集」の事例から、特に関心をもった今日的な活動例をひとつ選び、その活動の特色をまとめてください。

スポゴミ

 ゴミ問題は常に暮らしと隣り合わせに存在してきており、大量生産、大量消費の時代を経て、早急に解決すべき問題である。この記事は、このゴミ問題に対する新しいアプローチとして「スポGOMI」という活動に焦点を当てている。スポGOMIは、スポーツの要素を取り入れたゴミ拾いの競技で、参加者が楽しみながら地域貢献を行うことが可能となっている。以下に記事の主要なポイントをまとめてみた。
スポーツとしてのゴミ拾い
スポGOMIは、エンターテインメント性を加えたゴミ拾いの競技で、2008年から国内外で開催されている。地域の清掃活動とは異なり、どこでも開催でき、誰でも参加可能な点が特徴である。
ゴミの観察と分別
子どもたちは、砂浜で様々なゴミを見つけ、分別することを学ぶことができる。どこにどのようなゴミが落ちているのか、拾ったごみが燃えるごみなのかそうでないのかなど、ゴミに対する意識が育まれる。
ルールとターゲット
スポGOMIはルールを設け、ゴミをターゲットにすることで楽しさを提供している。創始者の馬見塚健一さんは、ランニング中にゴミ拾いを始めた経験からこの活動を考案した。
スポGOMIの成長
スポGOMIは国内外で広がりを見せ、多くの自治体や学校、企業で開催されている。参加者は11万人にも及び、スポGOMIワールドカップの開催に至るまで成長した。
地域との連携
スポGOMIは地域住民の協力を得て開催され、地域の特色を活かしたローカルルールを導入している。これにより、地域の当事者意識が高まる。また、地域での開催を通して、当事者意識が生まれ、次の年、また次の年と連続で開催することにより地域に根差ざすことを目的にしている。
 記事は、スポGOMIがゴミ問題への意識を高め、環境保護に対する行動変容を促す一助となることを示している。また、スポGOMIが広がり、最終的には不要となる日を目指していることを強調している。