最近デフファミリーとなった

あるお母さんに、

連載を書いていただきます。

ご両親ともきこえないなかで、

生まれたお子さんは
最初はきこえていたようだったとのこと。

途中で難聴がわかった経緯や、
今の生活について教えていただきました鉛筆
 

 

第一回はこちら

 

 

 

 

第二回はこちら

 

 



第三回の前回はこちら

 


 

 私の生活で変わったこと


・会話をあらためて文字に起こしてみる
(どんな会話をしているのか?いつもおしゃべりな長女がいると、わかっているようで実は聞いて真似しているだけかも?よくわかってないのかも?と気づく)


絵本を読んで、反応している様子を動画に撮って実家のLINEに入れてみる
(不明瞭な発音はないか?3歳3か月くらいの次女は、このときはまだあまり手話は使えず、音声がほとんどでした)


・透明マスクを常時装用にする
(それまで聞こえているからと不織布マスクでしたが、難聴とわかり、口元をよく見てほしいと思ったのでいつでもどこでも透明マスク!に切り替える。このマスク社会で、きこえるお子さんでも顔や口元が見えないことで言語発達に悪影響を及ぼすと聞いていたこと、聞き取るよりも目で見ることが大事だと思っていたので。いろんな透明マスクを試しました~)


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聾学校の先生も使っているのがこちら↓

 

 

 

 

 

 

 

このときの次女の発音について。

 

実母からは
・発音できてない音はないよう。ラ行音がまだうまくないが年齢があがると正確になってくるかも?
・文になると何を言っているのかわからない

と言われました。

 

 

 

 聾学校の乳幼児相談

 

初めて訪れた地域支援センター。

ここの先生は、とにかく私の話を聞いてくれました!!
2週間に1回程度、入学までに計6回通いました。
季節に合わせたものを作ったり、音楽に合わせて動いてみたり、学校周りを探検したり。

 

補聴器をつけることになるので、

今の大所帯の保育園ではうるさく感じるだろうこと、

丁寧に日本語を伸ばしてほしいから聾学校に入りたいことを伝えました。
(他県では障害者手帳がないと入学できない聾学校や聴覚支援学校もあるようですが、私の住む県では手帳の有無は関係ないそうです)

 

 

 療育施設で聴力検査

 

改めてABRも使った聴力検査を行ったところ

 

両耳とも低音は40dBくらい、そこから少しずつ落ちていく、ということで平均50dBの中等度難聴でした。
総合病院での検査は高音域のみなので、結果が悪く出たのだろうということでした。
(ここでもまた、ヘッドホンをつけての検査の後、お薬を飲んで眠らせてからの検査がありました。眠らせるのはかな~り大変なので…できれば総合病院での検査は飛ばして1回で終わらせたいな…と思いました)

 

 

 

 

 補聴器スタート

 

この日にイヤモールドの型取りをし、次回訪問時にイヤモールド受け取り&補聴器のお試しと、比較的早く補聴器のお試しがスタートしたものの…
 

本人が嫌がりなかなか装用には至らず。


親の私たちも

 

 

聴覚活用がすべてではない。
日本語は、文字・指文字を通して学ぶこともできる

 

 

と考えてはいますが、

「補聴器がいるかいらないか、着けるか着けないか」は、

補聴器を装用して聴くことにも十分慣れてから判断してほしいとは思っているので、タイミングを見て「この音、補聴器つけたらどんな風に聞こえるかな?」など声かけはしています。

(このときに、うちもそうだった、焦らなくて大丈夫だよ~という先輩ママさんの声は何よりの励ましになりました!)

3歳半で指文字と音の対応ができていたので、

発音は指文字で教えることにしました。
 

 


ちなみにこちらが保育園に書いて持たせた紙です。

保育士さんにも共有されていたのですが、
本人が補聴器を着けないためあまり使われませんでした…(;´д`)

 





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次回7月22日金曜日の連載は
今の聾学校幼稚部生活と軽度難聴の長女について、書いていきます。
長女の難聴についてはまた大きなショックがありました。