今日からは

最近デフファミリーとなったあるお母さんに、連載を書いていただきます。

ご両親ともきこえないなかで、

生まれたお子さんは
最初はきこえていたようだったとのこと。

途中で難聴がわかった経緯や、
今の生活について教えていただきました鉛筆
 

 


こんにちは!
もいもいさんのブログをお借りして書かせていただきます。

最近デフファミリーになりました、母です。

夫婦ともにきこえません。(夫婦の親親戚などはみな聞こえています)
私たちには年長、年少の2人の子がいます。
その2人の子が、最近軽度難聴、中等度難聴と診断されました。
難聴がわかったいきさつ、

補聴器を装用してみて保育園での生活、

そして今について書いていきたいと思います。


思い出して書いてみると

すごーく長くなってしまいました(;´д`)

打ちながら思い出して泣いちゃうところもありましたアセアセ


新生児ではなく、幼児で難聴がわかったお子さんがいるご家庭の参考にすこしでもなれば。
そして軽度~中等度難聴ってこんな感じなんだな~と知っていただければと思います。
 

私自身が重度難聴なんですが、軽度難聴、中等度難聴ってあまりよくわかっていませんでした。

(あくまで一例なので参考程度にお願いします)


6年前に生まれた長女の新生児聴覚スクリーニング検査のパスの結果が出たとき、
私の母(実母)の第一声は

「早めに保育所に入れて、耳から日本語を習得してもらおう」

次女のパスの結果には
「家族4人で、2人ろう、2人聴で、

『自分の気持ちを誰にも分かってもらえない』と寂しい思いをさせなくてよかったね」

でした。

私が家族の中で1人だけきこえない存在だったので、

家族内でもわかってあげられない、

共有できないことがあることを

母は感じていたようでした。
 

 

仕事が楽しかったこともあり

早々に職場復帰して、こどもは保育園へ。
家では日本手話を
保育園では日本語
を覚えてもらいました。


次女も生まれ、4人家族となったのですが

次女が3歳になる前後、あいまいな発音があることに気づきました。

私は口元を読むのですが、なんだか違う?
手話で表現してもらうとどうもおかしいところも。
 

長女が比較的早くにおしゃべりが始まり

はっきりした発音だったのでつい比較してしまいましたが、

のんびりした性格の子だったので、

そんなもんかな…と。

 

このころ、友人に赤ちゃんが生まれ、
片耳リファーだったことを教えてもらいます。


「片耳難聴の可能性もあるかな」

とほんとうになんとなく、

次女の聴力検査を受けてみることにしました。
 

3歳児健診が3歳6か月ころにある予定でしたが
その前に調べてみようと。

年少になる前の年の秋でした。
 

かかりつけの小児科で発音が気になることを伝え、

こどもでも検査できる耳鼻科を教えてもらいました。

また保育園の先生にも

「発音が気になっている…」と伝えたところ

「大勢いるなかで呼んでも反応しないことがある」と言われました。

町の耳鼻科に行き、聴力検査をお願いすると
本当は4歳くらいからじゃないとできない…と言われましたが

耳穴に耳栓を入れて、音の反響を見る検査(OAEといい、5分もかからず終わる)で

「リファー(パスしなかった)」という結果が出ました。


耳鼻科医からは

「会話できてるけどねぇ、

お母さんがそんなに気になるなら、

脳波を調べる検査を受けられる総合病院に紹介状書こうか、

どうする?」

と迷わせるようなことを言われましたが…
えいやっと紹介をお願いしました。

「両耳ともリファーなら、軽度難聴かなー」と

軽く考えていた私は、

ここから、かな~り大変な日々を送ることになります。


***

次回は7月1日(金)です。
お楽しみにビックリマーク