はじめに

 

このブログは、

アルコール依存症の夫の妻として

 

大切なパートナーである夫の

アルコール依存症から回復するまで

 

得た知識や、学んだことなどを綴っていきます。

 

 

 

 

このブログが

 

大切な人が

酒癖が悪くて困っている!という方や

 

大切な人が、もしかして

アルコール依存症かも?と悩んでいる方

 

 

大切な人がアルコール依存症で

一緒に回復の道のりを歩いている方などの

 

お役に立ったり、

励みになることがあるなら嬉しいですにっこり

 

 

自己紹介はこちら

 

 

 

 

さて。

 

間が空いてしまいましたが、

こちらのブログのつづきです。

 

 

 

ついに初めて、

アルコール依存症をカミングアウトしている方(Aさんとします)と会い

自助会に参加しました。

 

 

カミングアウトしているAさんは、

かれこれ7~8年前に知り合って以来

なんどもお会いしている方だったので

 

変に緊張することもなく、

お話させていただくことができました。

 

 

 

AさんがSNSで、

ご自身のアルコール依存症による

辛い経験をシェアしてくださっていたからこそ

 

『まず相談させていただこう」

という気持ちになれたし、

 

同士として快く受け入れてもらい、

親身に話を聞いていただいて

 

道のりの険しさを感じるとともに

 

少し肩の荷が降りました。

 

 

 

 

 

ところで

アルコール依存症の定義を

ここでお伝えしたいと思います。

 

 

もちろん、

 

最終的には病院を受診して(精神科)

 

お医者さんの診断が下って

 

”アルコール依存症”と

ラベリングされるのでしょう。

 

 

 

だけど、その前に。

 

お医者さんに診てもらわずとも

 

これが当てはまったら

アルコール依存症と言っていいのではないか

 

という判断基準を、

Aさんとの話の中で教えていただきました。

 

 

 

それは

①お酒を飲むとブラックアウトする

②失ったものがある

という2点です。
 
 
 
 
 
 
 
 


①お酒を飲むとブラックアウトする

 

 

 

ブラックアウト、というのは

記憶が失くなる、ということです。

 

 

お酒を飲んだあとのことが

記憶にない。覚えていない。

意識を失うのもそう。

 

 

 

うちの夫は、お酒を飲むと

まるで別人格のようになることが多かったです。

 

 

誰か友人と一緒だと、

ひたすら楽しい(けど覚えていない)状態なのですが

 

私と二人きりだと

どれだけストレスが溜まってたのか?と

思わずにはいられないほど

 

荒々しくて、ネガティブ爆発で

ものすごく突っかかってきました。

 

 

 

 

 

 「あ、ダークサイドに落ちてる昇天

 

って

割り切って対応していましたけど。

 

 

翌日、まったく覚えていないのだから

本当にタチが悪かったですネガティブ

 

 

 

録画しておいて、翌日

本人に見せたことも何度もあります。

 

本人も覚えていないため、

ダークな自分の姿にショックではあったようでした真顔

 

 

 

 

 


②失ったものがある

 

 

 

お酒で失ったものがある場合、

これもアルコール依存症の疑いがあります。

 

 

お酒で失ったものが、

記憶だけならいいけれど

 

お酒により、

取り戻せないものを失ってしまった場合

アルコール依存症の疑いがあるそうです。

 

 

例えば

 

・社会的信用、信頼

・健康

 

をお酒により失った場合もそうですし

 

うちの夫は

運転免許証を失いました。

 

飲酒運転です。

 

 

他にも、

財布や買ってまもないiPadも

カバンごと無くしています。

 

 

 

 

①お酒を飲むとブラックアウトする

②失ったものがある(取り戻せない系)

という2点の両方が当てはまるようでしたら、
アルコール依存症である確率は
かなり高いとのことです。
 
 
 
 
「まあ、いろんな定義があるけどね。」
とAさん。
 
「でも話を聞く限り、君もアルコール依存症だと思う。」
と、夫を見て言いました。
 
 
夫も私も、
少なからずショックでした。
 
だけど私は
諦めがついた気がして
 
どこか気が楽になりました。
 
 
 
 
そして
 
Aさんの主催する自助会に
そのまま参加することにしたのでした。
 
 
 
 
※この話はノンフィクションですが、写真は関係ありません。