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私たち

そう、私は今2人の子供のシングルマザー。あの日、初めて二人の娘に彼を紹介した。それは私たちのこれからの運命を決める大切な日。子供達が嫌がればこれ以上彼とは一緒に居れないから。でもどこかで信じてた。彼ならきっと子供達も好きになるって。明るくて面白くて前向きな彼。
恐る恐る過ごしてみた初日、子供達は懐いた。私たちはそれから毎週末楽しく過ごすことになる。

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なんとなく楽しい

育メンはお兄さんとして子供達に紹介された。本当はおじさんでもおかしくない年齢だけど、子供達が身近に感じてくれそうで自然にこうなった。
甘酸っぱい赤く可愛らしいイチゴのおかげか、何時の間にか子供に混ざって遊んでた彼。その後近くの大きな公園で寒風が吹くなか私の手作りお弁当でピクニック。こんなことは慣れない私たちは何もかもがぎこちなく、誰も車で食べない?なんて言えなかった。凍えながら冷たいおにぎりを必死でほうばった。
その後サッカーをしたりコロコロ滑り台に行ったり、鞄持ちのわたしを取り残して3人で思いっきり遊んでた。私は寒くて本当ならば一番に帰りたいけど、予想以上に馴染んだ子供達を微笑ましく見守る。



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はじまり

さて、私たちが私たちの為に自由に過ごせる最初の休みの日。私たちは千葉の土岐というところでイチゴ狩りをすることにした。
それは私たちにとってはこれから先一緒に過ごせるかどうかを占う忘れることの出来ない日。
駅の脇道に彼は立っていた。子供達は状況が理解出来ずに目をパチクリ。私は車から降り、余計なことは言わずに彼に目で語りかける。
よろしくね
と。彼がイチゴを抱きかかえ
こんにちは
と言った。イチゴは緊張したのか顔を背ける。彼も私も
まあまあ
と言いながら心では不安を覚える。
妙に聞き分けのいい子たちにチャイルドシートベルトを装着して一気に土岐まで京葉道路を駆け抜けた。
朝9時をすぎたばかりなのにイチゴ農園の駐車場は車がぎっしり。かろうじて停めた駐車場の端にある小屋では親子の大行列。どうやらここでイチゴ狩りの受け付けをしているようなので私たちもならんでみる。
どことなく緊張する私たちだが、サクラが無性に昔のパパの話題をするけど、まだ最初だしと思ってあんまり気にしない。
道を渡るとそこはイチゴハウス。透明のプラスチックの扉を開けるとそこは一面イチゴ畑。霜が下りる2月、中はポワンとしたぬるい空気で心地よい。すでにたくさんの親子がイチゴを頬張っている。私たちも負けじとイチゴの列に飛び込む。
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