引きの美学3[プル・ショット] | フーズ番狂わせ!(黒帯卓蹴球部)

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フーズボール(テーブルサッカー)のテクニックについて。
少しずつで、いいのでテーブルサッカーを好きになっていただいた方々。やり方が分からないで勝てないプレイヤー、面白いゲームなのに仲間が増えない方々のために、書いております。
#unitefoos

こんにちわ。今回も「プル・ショット」です。

今回は、「配球」について書きます。

「配球」って、なんだ?って思いますよね。配球の意味から。

 

配球:野球で、投手の打者に対する投球の組み立て。

    球質やコースの変化などの取り合わせのしかたをいう。

        コンビネーション

 

野球って、書いてあんだけど、コレ、サッカーゲームじゃねーの?なんて、思われる方もいらっしゃる。とは、思いますが。3メン・ロッドにボールをセットしてかシュート。それは、セット・ポジションに入ってから、投げる。投手と一緒です。

これは昔、亡くなったプレイヤーに言われたのですが、「お前は何も考えずに、シュートしてんだろ!!もっと相手ディフェンダーを、惑わせる、混乱させるようなシュート・チョイスをしないと、長い試合で勝てなくなるぞ!」と、言われました。要は「アタマ使えっ!!」って事でしょうね。お言葉通り、Best of 3や5の試合で、なかなか勝てかったりしました。


で、その配球、どうやるかですよね。

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どのシュートも、そーなんですが。まずセットして、相手ディフェンダーの守備位置(ポジション)を確認します。大体のプレイヤーは、ボールの正面を守っています。(上級ディフェンダーは、正面を開けたりします。それによってシューターを軽く混乱させたり、撃たせて守る。なんて事をやってのけます。)そのために守備位置を確認します。
大体このフォーメーションになるかと思います。
・2メンはボールの正面より少しズラす。
・ゴーリーバーは、2メンのすぐ隣にせずボール一個分開けて、配置します。
このフォーメーションにより、ゴールの半分を守っている事になります。

そして、先ほどのフォーメーションだったら大体の人が矢印のようにシュートを狙います。

中級者以上のプレイヤーは大体、ストレートを開けてます。ストレートとは目の前の事で、プル•ショットでは、ボールを動かさずシュートする位置。
配球1:まずストレートを狙うべし!(straight)
上にも書きました「中級者プレイヤー以上は、ストレートを、開けている」なんですが、プル・ショットのフォーメーションは、シューターからの視覚だとストレートが開いてるようにみえません。
シューターの目線から移動させ本当はこれくらい開いてるよ。って動画だす。
開いてるように見えません


で、開いてなくても狙います。理由はディフェンダー(以下:DF)に、考えさせる為です。それとシュートが守られても、ボールは自分のところに戻って来ることが多いです。ボールを無駄にせずに相手DFにプレッシャーを与えられます。
「考えさせる」とは、ストレートを守られる事によりDFは「シューターはストレートが見えていない。のか?それとも、少しでも開けばストレートを狙う威嚇なのか?と、ある程度の実力者は考えます。これによりストレートが見えないとしても、少し広く開けます。(後々、ストレートが開くので簡単に得点がとれます。)威嚇ならは怖くて開けられなくなります。ちなみにシュートが入ったらビビって開けられなくなります。
いろいろお得なストレート。1試合に3本決めたら多分相手は、ガチガチに動けなくなります。

配球2:間を狙うべし!(between)

人形と人形の間を狙います。プル・ショットは間(between)が難しいと、されてます。
理由はスピードが乗っている状態で、短い距離を狙うのは結構むずかしいからです。
なので、中級者プレイヤー以上は開けます。ストレートを開けるより開けてます。ボール1.3個分くらい開けてます。
順番的には1番目か2番目くらいに狙います。
そして決めたらタイムオーバーで反則取られるくらい、時間を掛けて開くまで待ちます
「時間を掛ける」を、やられるとまた、DFにプレッシャーを与えられます。

配球3:大外を狙う(long)
配球1と2により守備範囲がとても狭くなり、ロングが、空きます。もうこうなれば、好き放題です。ただロングを打つ場合、10数えてからシュートする事をオススメします。コレをする事により入っても入らなくても次につづきます。

配球4:フェイント・ショット
                                 (Jhon Wayne shot)
いつか忘れましたが前にも書きました「ジョン・ウェイン・ショット(以下略:jws)」も、織り交ぜます。もうこうなってくるとDFは、混乱してます。配球1〜3が入っていたらもう、メンタルは最悪です。
ダメ押しにコレが来ると、入る入らずにかかわらず、超怖いです。ある意味ホラーです。
説明不要の引っ掛け技。安静なメンタルの状態でも食らうと少し響く技です。

配球5:ディンク・ショット(dink shot)
テニス用語で「柔らかい返球」の意味だそうです。個人的には、スローシュートとも呼んでいます。元サッカー日本代表、遠藤保仁の「コロコロPK」のような感じだとおもいます。
プル・ショットのディンク・ショットは、ワザと中間くらいの速度で引き、真ん中くらいをシュートします。調整が出来ない人は、ソフトに引いてソフトにスイングします。
DFは引いたボールに反応して、追っかけます。遅いので取った!と思えますがボールを追い越して、行き過ぎてしまいます。シューターは、守られてもいい。と、強気のメンタル状態で遅いシュートをしているので、守られてもビビりません。

以上が、配球!パターンです。1つのパターンなので、自分のパターンを作ってください。昔、コレをやられてすげー混乱しました。タダ、ロングから配球を作るのはオススメしません。

最後にストレートのコツ。
プル・ショットの、ストレートは打ちミスすると、壁に行きやすいです。
止まっているボールに、ロングを打つような打ち方をすると、壁に行きます。
なぜか(?_?)
コイルバックしている(擦って返す)ので、止まっているボールだと壁に行きます。
なので、ボール半分を叩きます。
人形は脚の写真右側を当てます。
そーすると、少し流れるように斜めに行く(ビリヤードのバンクショットみたい)と思われがちですが、引くスピードがのっているので、ボールの頂点を叩けます。斜めにいっても壁に行く方が、サッカーのように相手キーパーに仕事をさせるのが大事です。人形の脚もあまり振り上げずにします。
コンパクト!かつハイスピード!を、心がけます。やられた方はあまりにも気配のない状態で、撃たれるのでストレートが怖くて開けられなくなります。
それと、開いてるかどうかを確認できるコツ。
シューターから見て2メンの手前の人形がラインを超えると、ストレートが開きます。コレを覚えて慣れてくるとゴールエリア内のフォーメーションを見ただけで、開いてるかどうかも分かってきます。

基本は「ストレート」「ミドル」「ショート」をメインにシュートをチョイスしていきます。
相手DFが動かなくなるまで、狙い続けます。

以上、長くなりましたが今回はここまで!


今回のラッキー勘違い
フーズボールが上手くなると「俺は選ばれた人間」と思って、自分より下手だと思った人間とはフーズボールをやりたがらない。