画像は東京臨海高速鉄道りんかい線の主力車両である70-000系です。

JRの209系をベースにして製造された車両で、1996年のりんかい線開業時から使用されています。開業当初は4連で、後に6連となり、2002年の大崎延長開業時に10連が登場して、2004年に全編成が10両化されました。

長年主力の座に君臨していた70-000系ですが、昨年だったか、後継車両71-000系の導入を発表し、2027年までに置き換えを完了するとのこと。現在はその去就が注目されています。

 

そんなりんかい線の70-000系ですが、ベース車が209系だったことから、JRに転籍して本当に209系になったのがありましたよね。

 

 

前述の大崎開業時に10連化された際、炙れた6両をJRに転籍させ、JR側で新造した車を組み込んで4連×2本を組成、209系3100番代となって八高線・川越線に投入しました。

古い時代から国鉄/JRの車両を他私鉄に譲渡するというのは至極普通に実施していましたが、第三セクターを含めた私鉄の車両が国鉄/JRに転籍するというのはあまり例がなく、稀有ですよね。

 

そして、今度はJR九州が70-000系の購入を発表すると新聞報道があり、時期的には未定ですが、予想だにしない転用先に驚きました。

70-000系は直流ですので、交流主体のJR九州の何線に導入されるのか? でも、すぐに「!」。考えることはありません。筑肥線ですよね。何でも老朽化した103系1500番代を置き換えるのが目的のようですが、70-000系だって製造から30年が経とうとしている老朽車両。老朽車両を老朽車両で置き換えるなんざぁ、JR九州ってそんなにお金が無いの?

 

何両向こうに行くんだろう?

形式はどうするんだろう?

八高線用の209系3100番代に準えて209系3500番代?

305系に次ぐ307系?

趣味の悪い真っ赤かに塗りたくるのか?

 

どちらにしても、ちょっと注目かもしれません。