機  番:107号機

新  製:昭和31年9月28日

製  造:東芝

製造番号:東芝No.302300-5

新製配置:浜松機関区

最終配置:長岡運転所

廃  車:昭和57年2月4日

           (工事通達第1058号に基づく)

 

 

【廃車時の形態】

パンタグラフ:PS14

前照灯:原型(ハチマキ状ケース無し)

尾灯:原型内バメ式

正面窓:小窓+Hゴム支持

Hゴム色:黒色

正面ヒサシ:大型

デフロスタ:あり

正面飾り帯継ぎ目:タイプ〈

列車電話:無し

電源車制御装置:無し

元空気ダメ引き通し管:あり

スノープラウ:固定式

ステップ:前端梁側面取り付けタイプ

汽笛カバー:大型

常磐線用列車無線:無し

側面ハシゴ:改造切り欠きタイプ

側面エアフィルター:原型縦縞タイプ

側面ナンバープレート:板状タイプ

暖房装置:EG

 

 

【改造履歴(抜粋)】

昭和35年 9月27日~:甲修繕(施工は大宮工場で同年10月6日に出場)

              側面ハシゴの改造。

昭和41年 3月23日~:臨時修繕(施工は大宮工場で同年3月25日に出場)

              デフロスタの取り付け。

昭和42年 9月14日~:全般検査(施工は大宮工場で同年9月23日に出場)

              前面窓をHゴム支持に改造。

昭和46年 9月22日~:全般検査(施工は大宮工場で同年10月4日に出場)

              避雷器をLA15に取り替え。

              固定式スノープラウの取り付け。

昭和50年10月16日~:全般検査(施工は大宮工場で同年12月15日に出場)

              暖房装置を電気式に改造。

              元空気ダメ引き通し管の取り付け。

              ワイパーをWP50に取り替え(2基)

              

 

【転配履歴】

昭和32年10月13日:高崎第二機関区

昭和33年 4月 6日:宇都宮機関区

昭和35年10月18日:長岡第二機関区に貸し出し

昭和35年11月26日:長岡第二機関区

昭和55年10月 1日:第一級休車に指定

 

 

東海道本線全線電化用として製造されるも、程なくして宇都宮に転属し、東海道での活躍は長くありませんでした。

東芝製のEF58としては最後のPS14搭載車となり、活躍の場が寒冷地ということで、日を追うごとに厳めしい姿になります。

昭和50年、寝台特急「北陸」牽引のため、元空気ダメ引き通し管を取り付けましたが、3年後には14系化されますので、以降は荷物列車の牽引が主な日課となりました。

 

 

昭和51年7月28日、日暮里駅にて。

急行か、団体臨時かは定かではありませんが、12系客車を牽く107号機。

あの頃は結構、鉄板の組み合わせでした。

 

 

 

昭和52年頃、長岡運転所にて。

EF15とともに憩う107号機。

右を見ても左を見てもゴハチがいますね。

 

※:2枚とも、旧国鉄高崎第二機関区OBの方のご提供で、特別なご厚意で掲載させていただいています。