所有事業者:小田急ハイウェイバス(東京)

仕様・用途:高速路線仕様

登録番号:世田谷210 あ 1802

社番:1802号車

配置:小田急ハイウェイバス世田谷営業所

初年度登録:2018年

シャシー製造:三菱ふそうトラック・バス

搭載機関:三菱6S10(T2)型

車体架装:三菱ふそうバス製造

車両型式:2TG-MS06GP

車名:三菱ふそうエアロエース・ハイウェイライナー

撮影日:2024年8月26日(月曜日)

撮影場所:小田急ハイウェイバス世田谷営業所(※)

※・・敷地外から撮影

 

 

小田急ハイウェイバスの最新鋭車になろうかと思います。

空港輸送仕様なら令和顔のMS06もありますが、コロナの影響で新車の導入もままならなかった時期、画像のMS06以降、新車の導入は昼行夜行含めて無いと思われます。

元々は統合される前の小田急箱根高速バスが導入し、経堂営業所に配備されましたが、2022年の統合以降は小田急ハイウェイバス籍になり、古巣の経堂で待機する時もあれば、中枢である若林(小田急ハイウェイバス世田谷営業所)でもその姿を時折、見かけます。

 

この車の特筆すべき点は、小田急ロマンスカー「GSE」のカラーにしていること。

小田急といえば何と言ってもロマンスカー。統合される前の小田急箱根高速バスは、さらに遡って小田急電鉄直轄のバス事業でした。既に小田急のバス事業は小田急バスとして独立していたのですが、箱根方面の高速路線バスについては電鉄直轄でした。というのも、箱根方面の高速路線バスはあくまでも「ロマンスカーのフォロワー」だったから。故に代々、 “小田急電鉄のバス” はロマンスカーのカラーに塗られていました。

いつしか、小田急グループ共通のカラーになりましたが、2015年に導入された新車(1501、1502号車~エアロエース)は電鉄直轄時代を彷彿とさせる復刻カラーで注目を集めました。

 

2018年に小田急が満を持して登場させた70000系「GSE」に肖って、御殿場営業所に配備された5181号車をGSEカラーに塗り、画像の1802号車は増備という形で2018年10月に導入されています。

 

標準仕様なら乗降用ドアのすぐ脇に設置されるであろう、「ペットネームエンブレム」が1802号車に装着されないことから、端から見るとMS06ではなくて、その前のMS96じゃないの? って思うかもしれませんが、後部のエンジンルーバーの形状からそれは識別することが出来ます。

 

 

【参考文献・引用】

年鑑バスラマ2018→2019 (ぽると出版社 刊)

ウィキペディア(小田急ハイウェイバス、小田急箱根高速バスなど)