所有事業者:ジェイアールバス関東
使用・用途:高速路線仕様
登録番号:江東200 か ・230
社番:H651-24402号車
配置:東京支店
初年度登録:2024年
シャシー製造:いすゞ自動車
搭載機関:日野A09C-VK〈AT-Ⅷ〉型
車体架装:ジェイ・バス小松
車両型式:2PG-RU1ASDJ
車名:いすゞガーラHD
撮影日:2024年9月16日(月曜日)
撮影場所:東京駅日本橋口
JRバス関東5年ぶりの新車になります。といっても、こうやって記述すると絶対に「スカニアは?」とツッコミを入れる輩がいると思うので、「昼行高速仕様としては5年ぶりの新車」と加筆します。夜行仕様はね、「ドリーム号」用のスカニア・アストロメガが増殖していますが、昼行仕様に関しては2019年を最後に新車の導入が見送られていました。新型コロナの影響と日野自動車によるエンジン認証不正問題が発覚し、国交省から型式認定を取り消されていました。その結果、13リッターエンジンと9リッターエンジンの製造が出来なくなり、ジェイ・バスをこよなく愛するJRバス関東はしばらくの間、新車の導入が出来ないでいました。そんな中、関東と東北以外のJRバス各社は三菱ふそうの導入を進めており、関東は2年前に令和顔のエアロエースを導入しましたけど、あれは純然たる高速路線仕様じゃありませんし、乗務員から評判が良くないのか、高速路線仕様での導入はまだありません。
いすゞを導入するのは2007年以来17年ぶりで、セレガ/ガーラが昨年3月に9リッターエンジンの生産が再開されたのを機に、関東も発注を再開して6台を東京支店に配備しました。
高速路線仕様なので13リッターエンジンを搭載したかったのでしょうけど、生産再開の目処が立っていないことから、9リッターエンジン搭載で妥協した感があります。
モデルの一部改良で搭載されるようになったレーンキープアシストやEDSSが標準装備で、トランスミッションは7速MTが採用されています。
補助席付きの54人乗りで、今回の新車からカーテンが増設されています。また、全席にUSBケーブルが備わっています。
型式は各媒体でまちまちなんですけど、2PG-RU1ASDJを信じたいと思います(絶対的バイブルの「バスラマ」ですら誤表記の疑いあり)。
JRバス関東に置かれましては、是非とも、エアロエースの高速路線仕様も導入して欲しいと思います。あのJRバス東北ですら、令和顔のエアロエースを導入したくらいですから・・・。
【参考文献・引用】
バスラマインターナショナルNo.204、205
年鑑バスラマ2023→2024
(いずれもぽると出版社 刊)
ウィキペディア(いすゞガーラ)