今回のアーカイブスは、今から5年前の2019年5月にうPしたNo.632をお届けします。

今も昔も東京の、いや、日本の通勤路線の代名詞である山手線。

通勤だけじゃなく、1時間の行程で東京を代表する街を結ぶ、「東京旅行の入門編」的な一面も見せてくれます。

今でこそ、E235系が2~3分おきにやって来て、乗り過ごしてもすぐに次の電車がやって来て、慌てる必要がないわけですが、例えば駅そばを食ってて、「早く食わないと次の電車に間に合わない」という心配は山手線には合いません。電車が来るまでに食べるのではなくて、食べ終えたら来た電車に乗れば良いわけです。それが山手線。

そんな山手線ですが、昭和国鉄の時代は今とさほど変わらないダイヤの中で、時折、イレギュラーな電車を見かけることがありました。ある時は荷物電車、ある時は配給電車など、過密ダイヤにあってその間を縫うように、思わず二度見するような電車が山手線を堂々と走っていました。今じゃ考えられないですけどね。

それでは忙しさの中にもちょっとだけのんびりムードがあった昭和の山手線を思い出して下さい。