画像は今から13年前の2011年4月に撮ったものです。

当初、静岡駅で撮ったと思っていたのですが、色々と調べたら名古屋駅で撮ったことが判りました。そりゃそうですよね。静岡駅に117系の新快速は来ないですもんね。そうなると多分、初めて「リニア・鉄道館」に行った時じゃないかと思われます。

 

家系ラーメンと同じく、117系には“本流” と “亜流” があり、勿論、JR西日本の方が “本流” 。でも残念ながら “本流” たる国鉄大鉄局及びJR西日本の117系新快速は見る機会を逸しましたが、そのリベンジをJR東海で成し遂げました。

まぁ、中京と京阪神とでは、新快速がもたらす意味合いや趣旨、そして重みは雲泥の差。でも、やっぱり「117系の新快速」は例え名古屋といえど、多少の重みは感じました。

 

撮影時期はJR東海の117系にとっては晩年の域であり、これも確か「期せずして撮れた」と記憶しています。

中京の117系は「東海ライナー」のイメージが強すぎますから。

当初、画像から「S1編成」であると思っていたのですが、大垣にしても神領にしても「S1」編成の名古屋方先頭車は100番代なんですよね。それでさらに調べたら、「S1」編成ではなくて、「S18編成」じゃないかと思うようになりました。であれば、名古屋方先頭車は0番代になります。

 

←豊橋                             名古屋→

クハ117-104 モハ117-54 モハ116-54 クハ116-27

 

ではないでしょうか?

豊橋寄りにくっついている編成は知らんけどね。

 

京阪神は対阪急・阪神・京阪、そして中京は対名鉄と、いずれも117系の投入目的が「私鉄に一矢報いるため」であるのは火を見るより明らか。その勢いで広島局も対私鉄で117系を投入したかったんだけど、115系(3000番代)でお茶を濁らされてしまったのは有名な史実です。でも、京阪神も中京も、そしてお茶を濁らされてしまった広島も2扉車では通勤に何の効力も発揮しなかったのは共通の痛手。さらに結果論だけど、 “圧勝” と思い込んでいる私鉄も、こと朝ラッシュ対応では、2扉では使い物にならず、3扉車が主力になりましたもんね。「どっちもどっち」ということです。

 

JR東海では既に撤退し、JR西日本も残すところあと僅かな状態になっている117系ですが、 “卒業” を前にもう一花、咲かせたいですね。