今回の国鉄伝説アーカイブスは、6年前の2018年にうPしたNo.577をお届けします。

一部が中京圏に投入されたものの、やはり「関西新快速用」というイメージが強い117系。その大多数が地元の川崎重工や近畿車輛で製造されていますが、唯一、6両編成1本が東急車輌製造(→総合車両製作所横浜事業所)で製造されています。国鉄時代は製造メーカーでロールアウトした車両、特に電車なんかは、その場で試運転を実施することが多く、関東では見られない関西の車両が関東を走るとか、逆に関西では見られない関東の車両が関西を走る・・なんてぇのが日常的でした。そしてJRみたいに分社化していないので、配置先へも機関車牽引ではなくて、自力回送されたりしていました。直流区間を走ることが出来ない交流電車や気動車、客車なんかは機関車牽引の「甲種車両輸送」で配置先へ送り込まれましたが、国鉄時代にはそういう楽しみがありました。

それでは、逗子駅で試運転に向けた調整をしている117系の模様をどうぞ。