まぁ、開演前は色々とありましたが、100%、そういう気持ちにはなれなかったけど、まぁ、総体的に「終わり良ければ全て良し」になるのかな?

というわけで、昨日開催された真子さんのライブに行って来ました。

 

告知は2月でしたが、その段階で早くも我々ファンは不安が募ります。昨年11月に行われたライブの会場を再び使うのがまずその一つの要因。応募が殺到して電話回線とサーバーがパンクして繋がらない状態になり、ようやく繋がったと思ったら「とりあえず仮予約にします」という有様でした。それがまた起こるのか?

次いで、FC先行予約でFC会員が申し込んでいるのに、チケットが獲れないという矛盾した現象が起こりました。会場が悪いわけじゃないんですけど、キャパが兎に角狭い。これじゃあ炙れる人が出るのも無理がない・・という会場レイアウト。チケット発売前から「大丈夫かな?」と日を追う毎につれて不安が増大しましたが、そういう悪い不安が過る時に限って当たるもの。案の定、FC先行予約でFC会員が申し込んでいるのに獲れない人が出ました。今回は二部制で、私は一部落選、二部当選でした。一緒に行く人は一部も二部も落ち、「人を見て判断していないか?」と憤っていました。まぁ、コンピューターが決めることなので、人を見るということは無いと思いますが、気持ちはもの凄く解りますし、それはその方だけではありませんでした。「こうなったら一般発売にかけるしかないね」と思って一般発売に臨んだら、12時発売開始の段階で既にSOLD OUTでした。若干数しかないのは解っていたものの、それにしても(売り切れるのが)早過ぎないか? と疑念に思ったら、程なくしてその原因が判りました。先方の不手際で2時間早く発売を開始したんですって。つまり、12時発売開始なのに10時から発売を開始してしまったということ。誰もそれを知らず、偶々HPを開いて「えっ!? もう発売しているの?」と運の良い人が獲れたという形。これにはさすがのファンも怒りを爆発させて一時、HPが炎上する事態になりました。後日、真子サイドと真子さん本人がブログ等を通じて謝罪していましたけど、最近、そういうグダグダが多い。

 

というわけで、首の皮一枚、何とか参加出来ることになったのですが、やっぱり行けない人の事を考えると、(ライブに)行ける喜びも半減でした。

追い討ちをかけるように、開催2日前に一緒に行く人から「新型コロナウイルスに感染してライブに行けなくなった」とメールが。非難するつもりは1ミクロンも無く、むしろ「悲劇だ」と同情しつつも、

(うわっ! 何てこった)

(宙に浮いたチケット、どうする?) 

チケットが獲れなかった人のために活用しようと声をかけてみるんですけど、やはり急中の急。皆、予定を組んでおり、「無理だ」という返答ばかり。そりゃそうですよね。でも、そのまま宙に浮かせるのは勿体ないということで、二部のチケットが獲れなかった一部参加者にチケットを譲ることに。その方は大喜びしていましたが、その顔を見た時に「これで良かったのかな・・・」と少しだけ思えるようになりました。

 

 

そしてライブ当日。

二部は午後5時開場、6時開演なのでゆっくりめに家を出れば良いかと思っていたんですが、何駄感駄言いながら高ぶる気持ちを抑えられず、12時過ぎには出発しました。向こうで昼飯を食えば良いかと高を括ったまでは良いんですが、まぁ~昼間の休日の原宿に行くもんじゃないですね。そしてありそうでないのが飲食店。選り好みしなければあるんですよ。でも、何処も彼処も人、人、人、人・・。ようやく何とか入れた中華料理店もそんなに美味くなかったし、彷徨うだけで疲れました。

 

4時過ぎ辺りからチラホラと参加者が集まりだして、ほぼ同じくして一部公演が終わったので、その参加者と談笑しながら二部開場を待ちました。そしたら、「真子さん、喉の調子が悪いみたい。終盤、声が出てなかった。本人も「(開催を)中止しようかどうか迷った」って言ってたし」という情報が入り、不安に不安が重なりました。だからね、二部制にせずに、キャパの広い会場を探して、一発勝負で演れば良いんですよ。今回は休日開催に拘ったみたいですが、付け刃的にではなくて、長いスパンで開催を企画していれば、休日でもキャパの広い会場を見出せる筈。

 

そうこうしているうちに開場時間の5時になり、我々二部参加者は会場へ雪崩れ込みます。

 

 

チケットを交換して見た時はピンと来なかったんですが、指定された座席に案内されると、ステージの目の前であることをそこで初めて知りました。こりゃすげぇ。

あっ、そうそう。今回もせんだみつお氏が参加しました。前にせんだ氏は「関係者枠では無く、普通枠でチケットを買う」って聞いたことがありますが、今回のような争奪戦でも獲れたということは、やっぱり何かしらの優遇措置があるのかもしれません。それと、せんだ氏の伝説のギャグ「ナハッ! ナハッ!」の由来が沖縄の那覇であることも今回初めて知りました。

 

このライブは飲食を伴わなければなりません。でも、生ビール1杯1,000円(厳密には990円)はちと高過ぎるし、食べ物も1,000~2,000円枠が殆どで、さらにオーダーしてから運ばれてくるまで相当数の時間を要する(過去事例)ことから、ビールだけオーダーして、食べ物はしれっとオーダーしませんでした。

 

6時ちょうど、真子さんが登場して “One Night Dream” が始まります。

お待たせしました。今回のセットリストです。

 

① 春ラ!ラ!ラ!

② 四月になれば

③ 恋のシャララ

④ 思いっきりサンバ

⑤ 彼が初恋

⑥ ナイト・セーリング

⑦ キティー・キャット

⑧ 海色のパセティック

⑨ ガラスの観覧車

⑩ 狼なんか怖くない

⑪ わたしの首領

⑫ めまい

⑬ 日曜日はストレンジャー

Introduction:Life is beautiful (Instrumental)

E1:Life is beautiful

E2:彩りの季節(とき)

E3:金木犀の香る頃

 

演奏曲目は一部二部共通ですが、「彩りの季節」は二部のみの演奏になります。

今回はシングルカット曲、アルバム収録曲、バランスが取れていますね。

 

(オープニングは何をもってくるだろうか・・?)とあれこれ予想しますが、外れはしたものの、「春ラ!ラ!ラ!」は鉄板だなってなるほど納得。

B面に新曲(・・他アーティストのカヴァー)を集めた企画もののアルバム「石野真子ベストヒットアルバム」のみに収録されている「四月になれば」は誰しもが「初めて聴く」歌だと思われますし、真子さん自身も「初めて歌うと思う」と言ってましたが、私は「「四月になれば」は歌っている」とその記憶を蘇らせました。帰宅後、調べたら2010年4月に歌っていますね。つまり、14年ぶり。

4枚目のオリジナルアルバム「恋のディスクジョッキー」に収録されている「恋のシャララ」は名実ともに初登場です。

 

2曲終えて最初のMCはデビュー47年目の話と出演したドラマの話でした。

「思いっきりサンバ」は昨年11月にも歌っていますが、「彼が初恋」は2018年以来6年(厳密に言えば5年半)ぶりです。

その後のMCで再び出演したドラマの告知で、何でも、女子高校生が弁護士というドラマらしいです。大学の法学部を出ていなくても弁護士にはなれるそうですが、真子さんは大東駿介氏と共演したという話もしていました。親子役だったと思いますが、真子さんと大東氏はNHKの朝ドラ「ウエルかめ」でも親子役をやっていますよね。

そのドラマで真子さんは白髪の老女役を演じたとのことですが、思わず「真子さんの白髪姿は想像出来ない」と言ってしまいました。真子さんは「(白髪姿を)やったのよ」とそれに対応してくれたばかりでなく、どうやって白髪姿にするのかを説明してくれました。今、女優さんでも白髪をカミングアウトするようになっていますけど、やっぱり真子さんの白髪姿は考えたくはないですね。

 

次はやはり「恋のディスクジョッキー」に収録されている「ナイト・セーリング」なんですが、ここで真子さんは少しだけグダグダになります。

前述のように「ナイト・セーリング」はアルバム「恋のディスクジョッキー」に収録されているナンバーなんですが、それを真子さんは最初、「恋のジョギング」と言いました。「恋のジョギング」って歌もあるんですが(同アルバムに収録と同時に「春ラ!ラ!ラ!」のカップリング)、「恋のジョギング」は歌のタイトルであって、アルバムタイトルではありません。真子さんはそこを混同したようで、少々パニック状態に。私は「落ち着いて」と促し、真子さんも「落ち着く」と一呼吸置いて、「「私のD.J.」というアルバムで・・・」と言い換えましたが、すかさず「それも曲名」と要らぬツッコミをしてしまいました。

「ナイト・セーリング」は2019年以来です。

ついでに真子さんは自身の大河ドラマ出演作も間違えていました(「真田丸」=誤、「軍師官兵衛」=正)。

 

次の曲に入る前に真子さんが徐に手に取ったのが・・・

 

 

今回、Tシャツとともに売られていたペンライト。

次の曲でこれを使ってくれと促します。

 

 

こんな感じで光るんですが、11色が発色出来るスグレモノ。次演った「海色のパセティック」では青色を全員で選択して、会場も暗くして厳かな雰囲気を演出しました。

「気分は武道館よ」と真子さんも些か興奮していましたが、だったら、武道館で演りましょうよ。そしたらFC会員は全員参加出来ますし、おつりもきちゃいます。

「海色のパセティック」は「ガラスの観覧車」のカップリングで初登場の曲ですが、その次に演ったのは「ガラスの観覧車」でした。

 

真子さんはハチマキ隊のことにも気を配ってくれているようで、「せっかく応援してくれているんだから、歌わなきゃ」というニュアンスの事を言って「狼」と「首領」を演ります。

私にも配慮・・・はしていないと思うけど「めまい」を歌って、本編ラストは日曜日ということもあって「日曜日はストレンジャー」でした。

歌い終わった時、時計は7時10分前でした。

 

アンコールにはすぐに反応してくれて、「Life is beautiful」のインストゥルメンタルバージョンが会場に流れました。2010年のバンドツアーを思い出しますねぇ~。あれはちょっときました。

アンコールは3曲。セットリストでもお伝えしたように、「彩りの季節(とき)」は一部では演らなかったそうで、感動したオーディエンスもいました。「彩りの季節」も初登場だったんだ。

そしたら真子さん、タイトルを「いろどりの “きせつ” 」と紹介して、ちょっと違和感を感じて、「「いろどりの “とき”」だよねとオーディエンス仲間と確かめ合いました。

そして大ラスは「金木犀の香る頃」。

2014年までは毎回のように演っていましたが、それ以降はパタッと歌う回数が減り、気持ちに変化でもあったのかな? って感じたりもして、でも、やっぱりこれを演ると何かしっくりくる。「金木犀の香る頃」は音楽活動再開後の真子さんには欠かせないということです。

 

こうして7時30分、あっという間でしたが、公演前のグダグダは何だったんだろうというくらい、大いに盛り上がりました。心配された喉の調子も多少、ハイトーンの部分は苦しさが垣間見えたものの、心配に及ぶほどではなかったみたい。

 

他にも色々あるけど、可能な限り、真子さんを応援し続けたいと思っています。