JRも国鉄から継承した車両が次々と姿を消していますが、東京メトロもまた、営団地下鉄から継承した車両が姿を消しつつあります。

銀座線、日比谷線、千代田線(北綾瀬支線区間運転用は除く)、有楽町線は全て東京メトロ発足後に登場した車両で統一され、丸ノ内線の02系も風前の灯火。東西線と半蔵門線、そして南北線が少しだけ残っている感じですが、半蔵門線用の8000系も後継の18000系への置き換えが進んでいます。そんな中、まだ残存している8001F。登場から43年、本家の6000系、改良型の7000系が消滅し、最後まで残った「6000系顔」となりました。

 

半蔵門線といえばついつい思い出してしまうのが、1978年の開業時は営団側で車両を用意せず、東急8500系が半蔵門線の “主力代行” で急場を凌いだということ。

8000系は最初のロットから一段下降窓、冷房準備仕様、ボルスタレス台車を履いて登場し、6000系や7000系の増備車もこの仕様を踏襲しました。05系が登場するまでのワンポイントリリーフという形で東西線にも投入されたことがあります。

 

ただ、東西線も半蔵門線も置き換えのペースは頗る遅く、東西線が15000系に統一されるのは相当先か、あるいはこのまま05系を使い倒し、15000系の後継車両で置き換えを図るかもしれませんね。半蔵門線も然りで、18000系の増備はストップしたままです。8000系はともかく、08系もまだまだ働き盛りですので、置き換え計画が変わったのかもしれません。

 

いつまで頑張る8001F。

いや、いつまでも頑張って欲しいです。