1月15日(月曜日) 晴れ

 

良い天気でしたけど、風が冷たかったですね。凍えながら仕事をしていましたが、能登の人々はもっと寒いはず。さすがに「堪えて下さい」とは言えなくなってきました。国も県も何をやっているんだか・・・。

 

昨日から大相撲初場所が始まりました。

話題盛り沢山の初場所ですが、早くも照ノ富士関に土がついちゃいましたね。

そんな中、誰も気づかないし、誰も見ていないけど、結びの一番が終わった後の弓取式で、あの聡ノ富士関が三たび、その重責を担うことになりました。

 

お復習いのために申しますと、「弓取式」は、平安時代から既にその歴史は刻まれており、令和の現在は、「結びの一番に勝った力士の代役」として、「作法を心得た」力士が土俵上で弓を受け取り、勝者の舞を演じることであります。

結びの一番前に向正面に陣取り、取り組みが終わると、東の力士が勝った場合は東から、西の力士が勝った場合は西から土俵入りするのが習わしになっています。

関取が弓取を行う場合もありますが、基本的には幕下以下の力士が務めることになっており、また、横綱が所属する部屋もしくはその一門から出すのも習わしです。通常は幕下以下の力士は大銀杏は結えませんし、化粧まわしも着けられませんが、弓取力士は大銀杏+化粧まわしで土俵に上がり(上がれ)ます。

 

その弓取を2013年初場所から務めているのが伊勢ヶ濱部屋の聡ノ富士関。1977年生まれで今年47歳。

入門当初は安治川部屋でしたが、後に伊勢ヶ濱部屋に移っています。最高位は幕下。

同部屋の安馬(→日馬富士)関が横綱に推挙されたのをきっかけに弓取力士に抜擢されまして、2012年の秋巡業から弓取を担当するようになりました(本場所は前述のように2013年の初場所から)。

2018年初場所を以て弓取力士を別の力士にバトンタッチしますが、照ノ富士関が横綱になった2021年秋場所から再び聡ノ富士関が務めるようになりました。

2023年名古屋場所の途中で、不整脈のために休場していましたが、今場所から復活し、初日の弓取では場内から大きな拍手が沸き起こりました。

 

長く弓取力士を務めていたせいか、「ウィキペディア」でも紹介されており、番付はなかなか厳しいものがありますけど、その日の土俵を締めるのに無くてはならない存在になっているようです。ホントはいけないんだけど、横綱、大関陣よりも目立って下さい。

 

頑張れっ!