所有事業者:西武バス(埼玉)
仕様・用途:一般路線仕様
登録番号:練馬200 か 3643
社番:A2-292号車
配置:上石神井営業所
初年度登録:2022年
シャシー製造:いすゞ自動車
搭載機関:いすゞ4HK1-TCH型
車体架装:ジェイ・バス宇都宮
車両型式:2RG-LV290N3
車名:いすゞエルガノンステップ
撮影日:2023年7月23日(日曜日)
撮影場所:吉祥寺駅北口
西武バス路線仕様車の新色、満を持しての登場です。
西武バスの一般乗合仕様は1953年以来、アイボリー+ピーコックブルーのいわゆる “笹の葉” カラーで親しまれましたが、西武バス創立50年にあたる2019年にイメージチェンジのプロジェクトチームを立ち上げて、若手社員や女性社員を中心に新しいバスのカラーデザインについて検討を始めました。
東京都心部から東京多摩地区、埼玉県西部へと横に繋がる西武鉄道線と西武線を含めた鉄道を結ぶ路線バスの、「縦横に伸びる交通網」をコンセプトにしたとのことです。
この鉄道線と路線バス網を “糸” として表現し、横の糸=鉄道と縦の糸=路線バスを編み上げてクロス状にしたイメージをボディカラーで表現しました。ボディカラーだけでなく、シートの生地にも “クロス” は表現されています。
色的には西武グループのコーポレートカラーである青(西武ブルー)、薄青(西武ライトブルー)、緑(西武グリーン)を基調に黒や白を合わせた8色で構成しています。
このニューカラーは、Safety(安全)、Smile(笑顔)、Service(奉仕)、Synergy(相乗効果)など、利用客への思いを込めて「S-tory(エストリー)」というニックネームがついています。
2020年4月に導入された三菱エアロスターといすゞエルガでこのニューカラーがお目見えし、以降の新規導入車はこの「S-tory」を纏うことになりますが、全車が新色になるのはまだまだ先の話。だから急いで「笹の葉カラーを撮る」必要はありません。
画像のA2-292号車は上石神井営業所配備で、上石神井営業所としては、A0-198号車以来、2年ぶりのいすゞ車になるのだそうです。
西武バスを取り上げる際、常々申しているのは「数年前まではオール日産ディーゼルだったのにな・・・」ということ。私が西武バスを何気に乗っていた20年くらい前は、右を見ても左を見ても日デ、日デ、日デ・・・で、その輪に入っていたエアロスター(・・のOEM供給車でスペースランナーA)が新鮮でした。今はその数年前の面影は全くなく、今後も “西武バスカラー” は徐々に塗り替えられていくことでしょう。
撮影時はエルガの他にブルーリボンハイブリッドも撮るには撮りましたので、あとはエアロスターだな。
どこの営業所にいるんだろう?
【参考文献・引用】
西武バス株式会社公式ホームページ
バスラマインターナショナルNo.180
年鑑バスラマ2021→2022
(いずれもぽると出版社 刊)
ライブドアブログ「もみじ山折返場」