11月21日(火曜日) 晴れ

 

今日も秋晴れの良い天気でしたが、さすがに11月、日が暮れるのが早くなりました。

「帰りは何処かで夕飯食べてきて」という家族の指令に基づき、今日は何だか無性にカツが食べたかったので、駅の真下にある「かつや」で夕飯を済ませました。その途上でしょうか、真子友からメール(LINE)が入り、「○○さんから真子さん直筆の手紙が届いた」という報告を受けたそうです。何でも、こないだの真子さんのライブでのお礼だということですが、多分、花か何かを真子さんに贈ったから、その礼状じゃないかと推測しました。確か、我らが石野真子さんはライブや舞台とかで花などの贈答品には自ら礼状を送るという話を聞いたことがありますが、ぶっちゃけ、真子さんからの直筆の手紙が来たからって羨ましいとは思いませんでした。自分宛てじゃないしね。

 

「年末ジャンボ宝くじが当たった」「ロレックスの時計を買った」「競馬競輪で大穴を当てた」「彼女が出来た。しかも芸能人だ」「寝台特急「カシオペア」のスイート(のチケット)が取れた」が等々、世の中には世間に対して「自慢したいこと」が溢れかえっています。その都度、「良いなぁ」「羨ましいな」というリアクションが欲しいんでしょう。でも、私は鈍感なんでしょうね。自慢されても「へぇ~、それは羨ましいな」とは思ったことがありません。自分なりのポリシーとして、やせ我慢だとしても羨望を抱かないようにしています。「羨ましいと思ったことがない」というよりも、「羨ましいと思わないようにしている」という文言の方が正しいです。

 

特別な理由はないけど、たったそれだけの理由(その人にしてみれば、大きな事かもしれませんけどね)で「羨ましい」と思うことで、小っちゃい人間だと思われるのがあまり好きじゃないから。一瞬は羨ましいと思うこともあるけど、なるべく顔に出さないようにしています。

前述の真子さん絡みでも、「直筆のサインをもらった」とか、「ライブで最前列の席を確保した」とか、「ライブ終了後に楽屋に入れてもらった」とか、様々な自慢話を聞きますけど、建前では「そう、やったじゃないですか」と相手を立てつつ、時折、「だから何?」と思うことも一度や二度ではありません。後者はよほどのコネがないとムズいですが、前者二つはチャンスがあれば叶えられない夢ではないです。仮にそういうのがあっても口外しないようにしています。

 

あっ、「羨ましい」と思ったことが一度だけあった。

30年近く前の話ですが、大学時代の学友SKが有名女優AY氏の付き人をやっていた時のこと。

主演ドラマでAY氏はブレイクしたんだけど、マスコミを始めとして心ない奴によるバッシングも酷かった。それ絡みで事件も多く発生しました。

それが元で半ば引きこもり状態になったんですが、その時、彼女を全身全霊で守ったのがSKでした。

興味本位で「一度、AYちゃんに会わせてくれ」と年賀状に書いたら、「会いたいなら1月4日なら会えますよ」と返事が来ましたが、そのハガキが来たのが1月4日。無理じゃん。さらに聞けば、別の学友2人とSKとAYちゃんとでカラオケに行ったのだとか。その時はさすがに「うまらやしいっ!」と地団駄踏みました。

 

もし1月4日、私のスケジュールがAYちゃんサイドとのスケジュールが合ったら、私に運転手をやらせたかったらしいです。

バッシングがヒートアップしていた時、正月をハワイで過ごしたAYちゃん。成田空港に着けば、報道陣が殺到することは必然と察したSKは、その包囲網を掻い潜って別ルートで成田空港を脱出しようと企てますが、その運転手を私に任せたかったらしいです。しかもベンツの560SEL。

21世紀になっても「その仕事、引き受けなくて良かった」と心底思いますが、その一方で「無理してでもスケジュールを調整すべきだったかな・・・」とも思います。千載一遇のチャンスだったかもしれないし。

 

「他人の自慢話にいちいち羨望を抱いては、心身共に大きい人間にはなれない」というのが私なりの論です。