所有事業者:関東鉄道(茨城)
仕様・用途:高速路線仕様
登録番号:水戸200 か 1616
社番:2107IT号車
配置:潮来営業所
初年度登録:2015年
シャシー製造:いすゞ自動車
搭載機関:日野A09C〈AT-Ⅷ〉型
車体架装:ジェイ・バス小松
車両型式:QTG-RU1ASCJ
車名:いすゞガーラHD
撮影日:2023年3月4日(土曜日)
撮影場所:東京駅八重洲口
関東鉄道は京成グループであるが故に、基本的にはいわゆる "CI" による統一カラーを採用していますが、 "CI" を採用する前は、今の一般乗合仕様車と同じカラーでした。
バス業界において "CI" 、Corporate Identityは、割と古くから用いられていて、有名なのは名鉄や西武、東急、そして国際興業辺りかな。傘下のグループ事業者に親会社と同じカラーに塗らせていましたよね。それが1990年代に入って大手の電鉄系で続々と採り入れられるようになり、特に関東の大手電鉄系は "CI" ありきになってしまいました。関西はあまり聞いたことがないですね。
私は一時期、バス趣味を止めていたことがありましたが、その理由の一つにこの "CI" カラーがありました。理由は単純明快で「撮ってて面白くないっ!」から。車体裾部に記載された事業者名を見ないと何処のバス会社だか判らないのであれば、 "撮りバス" の魅力は激減です。
関東鉄道も高速路線仕様と貸切仕様を中心に、気がつけば親会社の京成と同じカラーを纏うようになってしまい、半ば面白くなくなってしまいました。でも、いちいちバスヲタの意見は聞いてられませんしね。
画像の2107号車は潮来営業所配置なので、「はさき」号か「かしま」号のどちらかと思われます。鉄道がジリ貧の昨今、千葉県北東部や茨城県南東部の "鹿行地区" と呼ばれるエリアはバスが重要な生命線になっていますしね。関鉄も京成も今や高速路線バスが "稼ぎ頭" になっているのは確かです。
だわっぺ(関東鉄道でバスのウテシをしている私の大学時代の同期生)よ、オレのためにスカニアを持ってきて撮らせろ。
【参考文献・引用】
年鑑バスラマ2015→2016 (ぽると出版社 刊)
ウィキペディア(関東鉄道、かしま号、はさき号)