2月28日(火曜日) 晴れ
晴れて気温は20℃に迫る勢いでしたが、風が強かったですね。
最初、「春一番?」かと思ったのですが、その風が妙に冷たかったので、北風っぽいかなって。もし南風だったら春一番なんですが、ニュースでも言っていなかったので、今日は違うなと。
そして2月28日っていうと、ついつい45年間を思い出してしまう私。
1978年2月28日も風がめっちゃ強くて、この時は春一番でしたが、彼方此方で被害が多く発生しました。
中でも強烈に覚えているのが、営団地下鉄(→東京メトロ)東西線の転覆事故。
荒川中川橋梁を進行していた中野方面行きの電車が竜巻に煽られて後ろの2両(5818と5252)がひっくり返ったんですよね。
春一番の風が夜まで吹き荒れていて、江戸川区内は軒並み停電になりました。寝床についてしばらくすると、消防車や救急車のサイレン音がけたたましくなっているのに気がつき、「どこかで火事なんじゃないの?」と心配した父親が見に行き、数分後に血相を変えて帰ってきて「東西線が転覆したっ!」と第一報を入れました。
一夜明けてニュースは東西線転覆事故一色になりましたが、奇跡的にけが人が出ただけで済みました。
乗客が少ないB線(中野方面行き)の列車だったことが事故を最小限に食い止める一つの要因になったと思います。
もしこれが、帰宅客満載のA線(西船橋方面行き)の列車だったら、間違いなく何人かの死亡者が出たと思います。しかも圧死ね。
あと、橋梁の真ん中辺りで竜巻に巻き込まれていたら?
荒川中川橋梁は鉄骨を三角形状につなぎ止めた「トラス橋(ワーレントラス橋)」と呼ばれる橋なので、この構造が列車が川に転落するのを防いだとは思いますが、いずれにしても、大惨事は免れなかったかと。
それと事故は鉄橋に進入して間もなく発生しているので、それも不幸中の幸いといえたかもしれません。
この事が起因になって、「(風速)何メートル以上」という規定は知らんけど、ある程度の強風が吹き荒れたら、東西線は列車を止めるようにしたのは確かです。東陽町と渡り線のある葛西との間は運転見合わせというケースがよくありました。海っぺりを走るJR京葉線や東海道線の小田原以西、湖上に鉄橋があるJR鹿島線なども強風には勝てないようです。
記事をうPしている午後7時過ぎ、まだ風は強いですが、東西線は平常通り走っているみたいです。