所有事業者:大阪市交通局 (大阪)
仕様・用途:一般路線仕様
登録番号:なにわ200 か 1033
局番:57-1033号車
配置:酉島営業所
初年度登録:2007年
シャシー製造:三菱ふそうトラック・バス
搭載機関:三菱6D24型
車体架装:三菱ふそうバス製造
車両型式:KL-MP37JK改
車名:三菱ふそうエアロスター・CNGノンステップ
撮影日:2014年3月1日 (土曜日)
撮影場所:大阪駅御堂筋南口
大阪シティバスは8~9月にかけて新車を導入しました。
このうち、新デザインを纏ったいすゞエルガ6台が導入されて全車が酉島営業所に配置。この導入によって、同営業所に残存していたエアロスターCNGが全車退役しました。大阪シティバスはエアロスターのCNG車を持っていた最後の事業者の一つでしたが、この退役によって、国内から全ての営業用エアロスターCNG車が消滅したことになります。画像は大阪市営時代の撮影で、大阪シティバスにとって今後はハイブリッド車が環境対策車の中心となりますが、燃料電池バスを始めとした更なる環境対策を徹底した車の導入が望まれます。
二代目のエアロスターは1996年にデビューしましたが、二代目は低公害バス (MBECS-Ⅲ) やハイブリッド電気バス (HEV) 、そしてエコハイブリッドなど、環境対策を施したモデルを次々と発表し、CNGノンステップもその仲間に加えられます。しかし、ふそうの環境対策モデルは2010年を最後に販売されなくなってしまい、ふそうを好む事業者にしてみれば、この11年間、 「いつ発売されるんだ?」 とヤキモキした気持ちで他社のハイブリッド車を導入せざるを得ない状況になっていることと思います。開発そのものはしていると思いますけど、市販するとなれば、現在販売しているモデルよりもパフォーマンスが上回っていないといけません。だから慎重居士になっているのかなって気がします。
でも、その兆しが見受けられないので、環境対策に対してはジェイ・バスに白旗を上げてるとしか思えないですね。
【参考文献・引用】
バスラマインターナショナル No.174、188
BUSRAMA EXPRESS No.12 「三菱ふそうエアロスター」
(いずれもぽると出版社 刊)