所有事業者:広交観光 (広島)

仕様・用途:観光貸切仕様

愛称:ガーラ60

登録番号:広島200 か 2170

配置:落合営業所

初年度登録:2016年

シャシー製造:いすゞ自動車

搭載機関:日野A09〈AT-Ⅶ〉型

車体架装:ジェイ・バス小松

車両型式:QTG-RU1ASCJ

車名:いすゞガーラHD

撮影日:2021年7月31日 (土曜日)

撮影場所:江東区若洲

 

昨日でオリンピック/パラリンピックは終了し、貸切事業者の “特需” も同時に終わりました。

北海道・東北はあまり参加がありませんでしたが、その他の東日本や西日本を中心に総勢2,000台の観光バスが集結しました (パラリンピック送迎は何台が参加したんだろう?) 。問題も多少あったようですが、概ね無事に任務を遂行できたようで何よりです。

今回は関東では滅多に見ることが出来ない中国地方や九州地方から多数の事業者がこのプロジェクトに参画したことも、バス業界やバスマニアの間で大きな話題になりました。

 

そして画像の広交観光も 「2020参加組」 で、都内でこれを見た時だけで下半身がロデオマシーンになりました。

広交観光は、事業者名が示すように、広島交通グループです。元々は広島交通に属していたんですが、1978年に貸切事業が分離・独立して設立しました。2002年から高速路線に進出し、その翌年には中国JRバスからの譲受ながら、一般路線も担当するようになりました。

高速路線については最盛期は4路線を有していましたが、今は進出時からの老舗路線である 「サンサンライナー」 と 「広福ライナー」 のみになっています。

 

広交観光といえば、長年、三菱ふそうと日産ディーゼルをメインに導入していましたが、ふそう車は自社ボディ、日デ車は西工ボディを主に架装していました。

ふそう車の注目株は、勿論今は全車退役していますが、エアロクィーン・Mと同じ8DC11型エンジンを搭載した “バケモノエアロ” の存在。8DC11搭載車といえば、JR東海バス車が有名ですが、広交観光も主力ユーザーでした。

近年はいすゞの導入が目立ち、日野についてはプロパー採用が無く、在籍はしているけどいずれも中古導入とのこと。

 

フルカラーLEDの行灯を搭載していることから、ついこないだ導入した車かと思ったら、2016年式でした。正席49+補助席11の60人乗りで、同社としては汎用車なのかもしれませんね。

広交は今回のオリ/パラ輸送は2~3台動員させたようですが、全部いすゞでした。ふそうがメインなら、ふそうも1台くらい入れて欲しかったです。

 

 

【参考文献・引用】

年鑑バスラマ2016→2017 (ぽると出版社 刊)

ウィキペディア (広交観光、三菱ふそうエアロエース)

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