所有事業者:富士急行 (山梨)
仕様・用途:観光貸切仕様
登録番号:品川22 か 3450
社番:Y2605号車
配置:東京営業所
初年度登録:1986年
シャシー製造:日野自動車
搭載機関:日野EF750型
車体架装:日野車体工業
車両型式:P-RU638BB
車名:日野ブルーリボンRU・グランデッカ
撮影日:1992年5月4日 (月曜日)
撮影場所:新宿駅西口
富士急行のバス事業がまだ分社化される前、電鉄直轄だった頃の1枚。そして、今は殆ど見られないであろう、 「グリーンベルト」 塗色の貸切仕様車になります。
路線仕様車は従来通りの 「グリーンベルト」 ですし、もしかしたら山梨の本家に辛うじて残存しているかもしれませんが、基本的に現在の富士急の高速・貸切仕様車のボディカラーは、白地に緑と茶で富士山をデザインしたストライプを入れた 「RESORT」 カラーですので、少なくとも東京で 「グリーンベルト」 は見ることはありません。
東京営業所というのは、現在のフジエクスプレスのこと。営業所の所在地は今のフジエクスプレスと変わりません。今でこそ、フジエクスプレスは “T” を用いますが、東京営業所時代は “Y” でした。この頃はよくバス車庫にお邪魔して撮らせてもらっていましたが、富士急の東京営業所と箱根登山鉄道の東京営業所 (江東区にあった) は目の前を通り過ぎながら訪問したことはありませんでした。
バスタ新宿が出来ても、新宿駅西口の前、安田生命ビルやスバルビル周辺は貸切バスの発着が頻繁に行われていました。日祝日ともなれば、高速路線バスと貸切バスを撮れるので、東京における “撮りバス” の聖地みたいな場所でした。
画像を見ると、バスガイドさんも同乗しているし、バスの車種は豊富だったし、重ね重ね、良い時代でした。
【参考文献・引用】
ウィキペディア (富士急行、フジエクスプレス)