所有事業者:小田急シティバス (東京)
仕様・用途:高速路線仕様 (高速 「アクアライナー」 号に充当)
登録番号:世田谷210 あ 2009
社番:2009号車
配置:小田急シティバス世田谷営業所
初年度登録:2020年
シャシー製造:三菱ふそうトラック・バス
搭載機関:三菱6S10(T2)型
車体架装:三菱ふそうバス製造
車両型式:2TG-MS06GP
車名:三菱ふそうエアロエース
撮影日:2020年9月22日 (火曜日)
撮影場所:小田急バス若林営業所 (※)
※・・敷地外から撮影
小田急シティバスが運行する高速路線バス 「アクアライナー」 号の新車です。
昨年、この顔のエアロエースを目視して、 「おぉっ!」 と驚愕したのですが、間髪入れずに2020年式が導入されるとは・・・。
小田急シティバスの高速路線バスは今、この 「アクアライナー」 に一縷の望みを繋いでいます。というのも、夜行高速便がまるっきり動いていないからです。
緊急事態宣言解除後、岐阜行きの 「パピヨン」 、秋田行きの 「フローラ」 、そして高知行きの 「ブルーメッツ」 が動き出したのは知っています (共同運行事業者の秋田中央交通、岐阜バス、とさでん交通の車を若林で目視したから) 、 “第二波” が襲来してからまた、運行を見合わせたようで、環七を挟んだ向こうの “第二車庫” も佇んでいるのいつも同じメンツだったりします。たまに、エンジンのご機嫌伺いを含めた調整のために付近を走らせているようですが、その点、 「アクアライナー」 は平常通りではないにせよ、動いているようなので、やはり小田急としては 「アクアライナー頼み」 になるのです。
だからじゃないけど、 「アクアライナー」 には新車を惜しげもなく導入しますが、夜行高速路線仕様は2018年のセレガ・ハイデッカ (2RG-RU1ESDA) 以来、新車の導入がありません。さらにふそうに至っては2015年のNo.45号車 (QRG-MS96VP) を最後に採用が見送られています。やっぱり、あの 「リコール隠し」 がまだ尾を引いているのでしょうか? ユーザー目線では 「ふそうはまだ禊ぎを終えていない」 と思っているのでしょうか?
昔の電鉄系4社 (京王、小田急、東急、京急) は一部の例外を除いてふそう一辺倒だったのに、昔日を知る者としては、ホントに 「寂しい」 の一言です。
夜行仕様は 「万が一」 のリスクが高いから、安全パイで日野を採用し続けるのかもしれませんが ( 「ふそうに比べて価格が安いから」 という噂もある) 、実際に昼行仕様も導入出来るんだから、夜行仕様の採用復活を願わずにはいられません。それは小田急だけでなく、東急にも京急にもJRバス関東にも言えることです。
【参考文献・引用】
バスラマインターナショナル No.170
年鑑バスラマ2019→2020
(いずれもぽると出版社 刊)
ウィキペディア (小田急シティバス、アクアライナー号)