門前仲町で昼飯を食い、そのまま帰ろうかと思ったんですが、ふと思い立ち、車を有明方面に走らせました。
前々から噂になっていた、都営バスの新しい営業所を探し求めるためです。 「この緊急事態に・・・」 と怒られそうですけどね。
新しい営業所は有明営業所と言い、東京ビッグサイトの近隣にあるのだとか。私はてっきり、ビックサイトの裏側、ゆりかもめの車庫の近場にあるものと想像しました。
晴海から豊洲を抜け、豊洲と有明を結ぶ 「木遣り橋」 を渡ると、そこは有明。7年前までは見慣れた光景でしたが、今やすっかり街並みは変わってしまいました。そして、湾岸道路を越える 「角乗り橋」 を渡ったその時でした。
通り過ぎた後で 「えっ!? ここ?」 と目を疑いたくなるような光景がそこに。
都バスがずらりと並んでいます。どうやら、ここが有明営業所のようです。
東京臨海高速鉄道りんかい線が東雲駅を過ぎて地下に潜る、その隣にありました。予想とは全然かけ離れていました。
確か、ここはビックサイトの臨時駐車場があった場所。交通局が買い取ったんでしょうね。
都営バスの深川営業所とは目と鼻の先。何で 「深川営業所有明支所」 にしなかったのか、甚だ疑問なんですが、東京オリンピック/パラリンピックを控えて、至近に会場等が多いことから、需要増を見込んだ際に一番コアな運用を余儀なくされる深川営業所だけでは到底、手が足りなくなることから、半ば分家状態で開設したのが有明営業所ということになります。
噂になった段階で気になったのが営業所の記号。数字と混同しやすい 「I」 「O」 は最初から使用せず、残るは旧大塚の 「G」 、旧目黒の 「M」 、旧今井の 「U」 、旧八王子の 「X」 、そして今まで未使用の 「J」 「Q」 ということになりますが、最終的に選ばれたのは 「J」 でした。
今回の営業所新設にあたって、他所から7台を転入させた以外は全て新車が投入されました。画像1枚目のいすゞエルガも2枚目手前のトヨタSORAも全て新車 (2019年度後期納入車) になります。有明には水素の補給施設がありますが、どうせなら、車庫内に設置すれば良いのにと思うのは私だけでしょうか? 水素補給施設といえば、葛西 (臨海町) にも開設されましたが、そこだって、江戸川営業所臨海支所の程近く。いくら運営会社が違うとは言え、 「なら、どうして・・・?」 とやっぱり思うのです。
今のところ、門前仲町-東京テレポートセンターの便と、東京テレポートセンター-中央防波堤の便しか受け持ちがありませんが、オリ/パラを見据えて系統を増やす計画でもあったのでしょう。しかし、ご存じのように、オリ/パラは新コロの影響で来年に延期されました。この新営業所をどう活用するのか、注目されます。
あとはいつものように、東北急行バスの東雲車庫と京成バスの東雲車庫 (奥戸営業所東雲車庫) を巡りましたが、京成バスの車庫でも 「えっ!?」 と目を疑いたくなる車両が佇んでいました。
真っ白なエルガ。研修車を始めとする事業用かと思いました。白ナンバーではありますが、緑の縁取りが施されている 「オリ/パラ」 ナンバーでした。ということは、営業用ナンバーです。
次に思い浮かんだのは、2020年度から運行が予定されている 「東京BRT」 用の車。これからラッピングを施すのかと予想しましたが、そういえば、 「東京BRT」 は、燃料電池バス (つまり、トヨタSORA) と連節バス (おそらくいすゞエルガデュオ) が導入される予定なので、その予想は却下ということになります。
この白バス、一体何なんだろう・・・?