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所有事業者:HMC東京(東京)

仕様・用途:観光貸切仕様

愛称:West Coast

登録番号:足立200 か 3769

社番:271号車

初年度登録:2018年

シャシーメーカー:三菱ふそうトラック・バス

搭載エンジン:三菱6S10(T2)型

車体架装:三菱ふそうバス製造

車両型式:2TG-MS06GP

車名:三菱ふそうエアロエース

撮影日:2018年4月1日(日曜日)

撮影場所:HMC東京本社車庫

※・・敷地外から撮影


祝!初 「MS0系エアロエース」 です。
実際には、その前にも2台ほどMS0は撮っているんですが、得体の知れない “オレ流” の業者所有だったことと、撮影自体があまり良い感じではなかったので、まともな事業者の個体を撮るまで待とうと思った次第です。ただ、この撮影も早朝だったので、お世辞にも 「完璧だっ!」 とは言い難く、加えてドアを閉めた状態での撮影はピントがズレまくりだったので、いつかリベンジして差し替えたいと思います。幸か不幸か、HMCの本社車庫は自宅から至近だし、MS0は導入されたばかりだから、しばらくは退役しないだろうしね・・・。(笑)

さて、ボディはMS9そのものですが、中身はほぼほぼ別物と言って差し支えないマイナーチェンジを昨年実施した三菱のエアロバスシリーズですが、エンジンはMS9同様、ダイムラーの直列6気筒エンジンをリファインして搭載し、非力を補うためにターボで武装しています。この結果、最大出力は280kw (381PS) となり、低回転域から高回転域まで優れた過給効果を発揮しています。ターボ付きの380馬力エンジンといえば、初代エアロキング (MU515) や3軸のエアロクィーン・Wの8DC9T型エンジンを思い出しますが、あっちはV型エンジンでしたから。因みに、MS0のエアロエースもエアロクィーンも同じエンジンとなります。

もう一つ、注目を集めているのがやはり全車に搭載されている8速のAMTでしょう。
AMTについては、近年のバスにおける一つのトレンドになっているようですが、今までは 「路線車に搭載」 というイメージがつきまとっていたAMTが観光貸切仕様 (ここでは高速路線仕様も含む) にも搭載されるようになり、ドライバーの疲労軽減に繋がれば・・・と期待が高まっています。ただ、乗用車のオートマチックトランスミッションとは操作性を含めて当然違いがありますから、操縦については一から覚え直しみたいな部分があるようですね。特に、乗用車のAT車にある 「クリープ現象」 がこのAMT車には無いので、発進時にはブレーキペダルから足を離して、アクセルペダルを踏むことになります。今までMT車で慣れ親しんだドライバーにとってみれば、違和感を感じるかもしれませんね。

三菱の観光バスで自動変速を用いたのは、実はMS0が初めてではなく、20年前にMS8エアロクィーンにオプション設定された電子制御機械式自動変速機 「INOMAT (ntelligent & Innovative utomatic ransmission) 」 まで遡る事が出来ますが、率先して搭載したのはスーパーグレードやファイターなどのトラックで、バスには搭載例があまり無かったりします。それだけ、バスのAT車は信頼度がゼロに等しかったんでしょう。
その 「INOMAT」 が20年の時を経て、AMT 「ShiftPilot」 として進化復活を遂げるわけですが、電子制御機械式という点では 「INOMAT」 と同じですが、中身は全くの別物です。勿論、 「INOMAT」 があって、 「ShiftPilot」 が存在するわけですけどね。
その 「INOMAT」 は2ペダルだったのか3ペダルだったのかは詳細が判りませんでしたが、MS0の 「ShiftPilot」 は完全2ペダルで、この辺りだけ見れば、ドライバーはハンドル操作だけすれば良いのかなと思ったりします。

外観上の特徴としては、インテリアになりますが、リヤウィンドウ (もはね的通称 「ランニングシャツ」 ) に青色LEDを発光させる 「シグネチャーライト」 が今回、新たに設定されましたが、全車ではなく、一部のグレードに標準装備あるいはオプション設定されています。HMC (日の丸グループ全体に言える事だと思いますが) 納入車はその 「シグネチャーライト」 はレスオプションで、残念ながら、夜間時の発光は見られません。

公式側のエンジンルーバーが無いので、一瞬、 「BKG-代?」 と思わせる外観ですけど、フロントにはミリ波レーダーが全車に装着されていますし、Aピラーの横には 「AERO ACE」 や 「AERO QUEEN」 のエンブレム (?) がありますので、それだけでもMS9とMS0の識別は可能かなと思います。また、非公式側のエンジンルーバーの形状もMS9 (特にQRG- やQTG-) とは異なりますので、それも識別点かなと思います。

HMC所有車撮影後、永代橋でJR東海バスが導入したMS0も目撃しました。
この事からも、徐々にではありますが、MS0の数が増えていることが判ります。しかし、ジェイ・バスの牙城を崩すまでには至っていないのが現状であり実状のようなので、ふそう支持者としては、 「いつかまた、 “ふそう王国” の復権を・・」 と願ってやまない、MS0の期待度は高まっています。でも、そろそろボディも一新しないとね・・・。


【参考文献・引用】
バスラマインターナショナル No.166
年鑑バスラマ2017→2018
BUSRAMA EXPRESS No.10 「三菱ふそうエアロクィーン&エアロエース」
(いずれもぽると出版社 刊)
ウィキペディア (三菱ふそうエアロエース、INOMAT)