
以前、 「Then & Now」 の番外編で映像による今昔対比をお届けしましたけど、その画像と丸被ってしまいますが、あらためて 「私の好きな風景」 としてご紹介します。
ここは北大阪急行電鉄の桃山台駅。画像奥が千里中央方面になります。この辺は入り組んでいて、千里中央駅と緑地公園駅は豊中市、画像の桃山台駅と江坂駅は吹田市になります。今更なんですが、豊中市と吹田市って結構離れているイメージがあったんですけど、隣同士なんですね。そして、前述のように、画像奥が千里中央方面になるんですけど、同時に箕面方面でもあります。北大阪急行電鉄の箕面延伸も決まり、高級住宅街として知られている箕面がさらに通勤に便利な街に生まれ変わろうとしています。

少し撮影位置をずらしました。
前回 「Then」 の画像として、1975年の映像を題材として挙げましたが、40年以上経った今、背景は一変しました。マンションが建ち並び、 「Then」 ではクッキリと見えた北摂の山々は見えにくくなっています。その際もお伝えしたかと思いますが、個人的には 「Then」 の方が良いなと思いました。如何にも開発途上の街並みだなという感じの、マンションを始めとする住宅と山々の融合が何とも言えずマッチしていることがその理由ですが、大阪の新たな “顔” が徐々に形成されていく過程が垣間見えていました。でも、開発し過ぎると、その見返りで自然が失われ、面白くも何ともない風景に様変わりしてしまいます。性格も一変しそうですよね。
なお、背景の北摂の山並みですが、地図上で検索すると、おそらく能勢の妙見山付近ではないかと思われます。

こちらも映像での今昔対比で使いましたが、その時とは違い、駅のホームからの撮影になります。
奥に見える緑は千里北公園で、ここからちょっと走ると箕面市になります。
北千里の方が上述の桃山台より山々がハッキリと見えていますけど、あれも妙見山系じゃないかって思います。
1970年に開催された大阪万博を機に、一気に開発が進んだ千里地区ですが、それでもまだ自然が残されているのは、ある意味で有り難いことかなと思ったりしますけど、阪急千里線は梅田へのアクセスは申し分ないのに対し、大阪のビジネス地域である中之島とか大阪ビジネスパークとかからは離れているため、この辺の住民は阪急よりも千里中央まで行って、そこから北急や御堂筋線を利用する方が多いのではないかと思います。淡路の平面交差が解消されればもう少し (千里線の) 利用頻度も高くなるんじゃないかな。
また、千里は訪れてみよう。