私は今日、中央区の中央通りを走っていました。
京橋2丁目付近で、カメラを持った人が彼方此方で見受けられたのですが、最初は 「何だろう・・・?」 って。ジョイフルトレイン? 線路はない。東京マラソン? はもう終わっている。それじゃあ、箱根駅伝? 季節はずれ・・と、一人押し問答を繰り返しながら走っていました。もしかしたら、芸能人がここを通るかもしれない。でも、先を急いでいた私は、東京駅の方向に向かって走りました。そしたら、八重洲口前で 「もしかして、さっきのカメラ小僧どもは、これを待っていたんじゃないか?」 って謎が半分解けました。

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私も最初見た時はぶっちゃけ、ひっくり返りました。最初は何処かの貸切事業者がチャーターしたものかなって思ったのですが、よくよく見ると 「都営バス」 って記しているじゃないですかっ!! まさに 「彗星の如く登場した」 という表現がピタリとハマりますね。都バスで黄色系の色となると、都バス90周年記念事業の一環で、渋谷営業所の1台を黄色+赤帯の 「からし色」 が思い出されますが、くすんだ黄色は 「からし」 の色ではありません。さらに、車体正面や側面に 「7075」 って書かれた数字がただのラッピング車でないことを匂わせています。でも、一体何で・・・?
これも 「最初は・・・」 になるんですけど、深川営業所の車かなって思ったんですね。でも、よく見ると、南千住営業所の車なんですね。これもまた、 「おったまげた」 的な驚愕ですね。

そういえば、今年 (2017年) は、中央通り (銀座通り) から都電が消えて50年になるんですよね。それと、都電最古参の7000形が引退するのも含めて、記念行事として1台を都電カラーにラッピングしたのではないかと想像します。
そしてよくご覧下さい。方向幕の部分もラッピングで埋め尽くしているでしょう。ということは、一般の路線仕業には就かないのではないかと思われます。もしかすると、中央通りを行き来する貸切バスに使うのではないかっていう想像も難しくありません。車体正面に表現した 「1」 という系統番号がそれを物語っているように見えます。でも、 「三田」 だったら、1系統の区間である 「品川駅」 か 「上野駅」 にすればいいのにね。
さすがに今更、銀座通りに線路を敷いて都電を走らせるのは不可能なので、都バスを都電代わりにして、銀座通りを走らせるというプロジェクトなんじゃないかなって想像します。

バスはK-L652で南千住営業所所属、型番はKL-HR1JNEEです。

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都電といえば、引退間近の7000形にかつての都電カラーを再現したラッピング車を走らせていましたが、その再現ラッピングの黄色は、少し明るめなんですよね。都電カラーの黄色はもう少しくすんでいます。という意味で、都バスの再現カラーの方が色調としては近いのかなって思ったりします。

いずれにしても、この都電カラーの都バスはいつまで走らせるのか、何処を走らせるのか、注目されます。