事業者名:関東バス(東京)
仕様・用途:都市間夜行高速路線仕様(高速枚方線に充当)
登録番号:練馬22 か 5179
配置:青梅街道営業所
初年度登録:1989年式
シャシーメーカー:三菱自動車工業
搭載エンジン:三菱8DC11型
ボディ架装:三菱自工名古屋
車両型式:P-MS729S改
車名:三菱ふそうエアロクィーン・M
撮影日:1992年5月4日(月曜日)
撮影場所:新宿高速バスターミナル
いよいよ明日、今のところ、国内最高水準のホスピタリティを備える夜行高速路線バス 「ドリームスリーパー東京・大阪号」 に乗車するわけですが、それに先立って、関東バスの初期の夜行高速路線仕様車をお届けします。これは当時、新宿-枚方間の便で、現在は 「東京ミッドナイトエクスプレス京都号」 と愛称が付いていますけど、運行開始当初はそのような名は無く、単に 「枚方線」 と呼ばれていました。
関東バス最初の夜行高速路線バスは、1988年に運行を開始した新宿-奈良間の 「やまと号」 でしたが、枚方線はその第二弾となります。 「やまと号」 は、共同運行会社が奈良交通だったこともあって、使用車両は日野グランデッカ (P-RU638BB) でしたが、枚方線は共同運行会社が京阪バスになったため、満を持してエアロクィーン・Mが採用されました。
この当時、私の先入観として、関東バスは日産ディーゼル (現、UDトラックス) しか導入しないものと思い込んでいました。しかし、貸切バスのパンフレットにMS7エアロバスが掲載されていたのに思いっきり驚愕しました。 「関東バスでも三菱を導入するんだ」 とね。ただ、一般路線車でもボディこそ富士重ですが、シャシーは三菱だったのもあったそうです。それで、このAQM導入でしょ。もう、何だか知らないけど、心の中はお祭り騒ぎでしたね。また、京阪も東京に来るということで、二重の朗報だったと記憶しています (但し、最初に京阪のAQMを撮ったのは、京成バスとの共同運行である千葉-TDL線でしたけどね) 。
この当時、私の先入観として、関東バスは日産ディーゼル (現、UDトラックス) しか導入しないものと思い込んでいました。しかし、貸切バスのパンフレットにMS7エアロバスが掲載されていたのに思いっきり驚愕しました。 「関東バスでも三菱を導入するんだ」 とね。ただ、一般路線車でもボディこそ富士重ですが、シャシーは三菱だったのもあったそうです。それで、このAQM導入でしょ。もう、何だか知らないけど、心の中はお祭り騒ぎでしたね。また、京阪も東京に来るということで、二重の朗報だったと記憶しています (但し、最初に京阪のAQMを撮ったのは、京成バスとの共同運行である千葉-TDL線でしたけどね) 。
日野車が他便には充当しないことから、側面には 「EXPRESS YAMATO」 と表記したのに対し、AQMは場合によっては 「やまと」 にも充当することを念頭に置いたのか、はたまた第三、第四の夜行高速路線バスを運行することが水面下で模索されていたからなのかは定かではありませんが、側面の表記は 「EXPRESS KANTO」 となりました。
関東バスのAQMは、倉敷線 (マスカット号) 運行開始時に2台が追加導入された他、貸切車からの転用もあり、結果的に6台が高速車として活躍することになりますが、後の高速路線車はエアロキングの導入までは日野がメインで採用されたため、ふそうとしては少数派となりました。
画像の5179は2000年に除籍されて、どっかの貸切事業者に売り飛ばされましたけど、その転用先である 「県北自動車」 というのは、岩手県北自動車なのか、岩手県北とは別にそういう名前の会社があるのかはよく判っていません。
画像の5179は2000年に除籍されて、どっかの貸切事業者に売り飛ばされましたけど、その転用先である 「県北自動車」 というのは、岩手県北自動車なのか、岩手県北とは別にそういう名前の会社があるのかはよく判っていません。
今回、 「ドリームスリーパー東京・大阪号」 ではエアロクィーンが採用されることになりましたが、関東バスでの高速路線仕様車でエアロクィーンが採用されるのは、おそらく27年ぶりのことだと思われます。 (当日の充当便は) 両備バスかもしれませんが、とにかく 「国内最高水準の夜行高速路線バス」 を満喫したいと思います。
【参考文献・引用】
エクスプレス関東アーカイブス
高速バス時刻表 2016~17冬春号 (交通新聞社 刊)
ウィキペディア (関東バス青梅街道営業所、やまと号、東京ミッドナイトエクスプレス京都号)
エクスプレス関東アーカイブス
高速バス時刻表 2016~17冬春号 (交通新聞社 刊)
ウィキペディア (関東バス青梅街道営業所、やまと号、東京ミッドナイトエクスプレス京都号)