3月4日 (土曜日) 晴れ

ようやっとのお休みです。

さて、春の番組改編で、テレビ朝日の看板番組である 「土曜ワイド劇場」 が終わっちゃうそうですね。2時間ドラマの草分け的存在で、 「家政婦は見た」 や 「十津川警部シリーズ」 などの名作を世に送り出し、あの 「相棒」 も一番最初は 「土曜ワイド劇場」 での単発作でした。
その中でも昭和のこまっしゃくれた日本男児に大いに支持されたのが、 「江戸川乱歩の明智小五郎シリーズ」 でしょう。後年は北大路欣也氏や西郷輝彦氏が明智小五郎を務めましたが、昭和のこまっしゃくれた日本男児世代は、 「やっぱり、天知茂の明智でないと・・・」 と思っている方も少なくないんじゃないでしょうか。天知氏が亡くなって (1985年) 、急遽、北大路氏にバトンタッチとなった経緯がありますが、この明智シリーズは別称、 「江戸川乱歩の美女シリーズ」 と言われていました。

北大路シリーズと西郷シリーズではどうなったか判りませんが、天知シリーズの醍醐味は何と言っても “エロ” がそこかしこで展開されていたという点。昭和のこまっしゃくれた日本男児は、これと 「週刊プレイボーイ」 で異性の体に興味を持ったという方も多いのではないでしょうか ( 「11PMで・・」 という人もいるかもしれませんが) 。
平成になって “大御所” になった女優さんたちが、まだ若手の頃に監督さんに次々と脱がされて濡れ場シーンを演じたことも、本人達にしてみれば、懐かしいのか思い出したくないのか半々だと思いますけど、今から考えれば、 「えっ? ○○も脱いだの?」 「おぉっ! △△が脱いでるよ」 とか、かなり豪華な顔ぶれだったりします。そして明智シリーズならではの荒唐無稽なあらすじと演出、 「You Tube」 で投稿されているのを観たりして、かなり笑えます。

因みに、一部の女優さんは本当に脱いでいたりしますけど、殆どが 「あのシーンは吹き替えだ」 という説が散見されていました。つまり、本当に脱いだのではなくて、顔から下を映す場合は、別の女優さんを代役に立てているというもの。代役については、当時の日活ロマンポルノの女優さんに依頼していたケースが殆どだという説なんですが、真実や如何に。
もし、その説が正しいとすれば、大いに落胆すべきことなんでしょうけど、21世紀も同じようなことをやったとすれば、やはりAV女優が代役に立てられてしまうんでしょうね。でも、日活の女優さんは、皆さん基本的に芝居、演技が出来ますので、そこが現代のAV女優との差でしょうかねぇ~。

私は残念ながら、観たという記憶は殆ど無いのですが、たまに再放送とかでやっているのを観たことがあります。鼻血こそださなかったけど、こそこそ隠れて観るスリルとかがまた魅力だったのかもしれませんね。
今から考えれば、本当に何でもありの時代でしたが、だからこそ、いつまでも記憶に残るような気がします。エロだろうが何だろうが、そんなドラマ、今の時代、ありますか?