事業者名:京成バス(東京)
仕様・用途:一般路線仕様
登録番号:足立200 い ・・・1
社番:E401号車
配置:江戸川営業所
初年度登録:2006年式
シャシーメーカー:日野自動車
搭載エンジン:日野J05D-TC型
ボディ架装:ジェイ・バス小松
車両型式:PB-RX6JFAA
車名:日野リエッセ
撮影日:2015年7月27日(月曜日)
撮影場所:葛西駅前
ここんところ、京成バスを多く取り上げていますが、この車も撮影後、 “お蔵入り” してしまった1枚です。
江戸川区臨海町にある東京臨海病院は、台東区にあった下谷病院が2002年に移転したのですが、開院当初は恐るべき交通の便が悪くて、西葛西駅から都営バス2路線 (西葛27系統と新小30系統) が片隅を走ってるに過ぎず、これを憂いた江戸川区と京成バスは2006年に葛西駅と病院を直通で結ぶ路線バスを運行しました。E401号車はこの路線のために導入された車です。
江戸川区臨海町にある東京臨海病院は、台東区にあった下谷病院が2002年に移転したのですが、開院当初は恐るべき交通の便が悪くて、西葛西駅から都営バス2路線 (西葛27系統と新小30系統) が片隅を走ってるに過ぎず、これを憂いた江戸川区と京成バスは2006年に葛西駅と病院を直通で結ぶ路線バスを運行しました。E401号車はこの路線のために導入された車です。
よく、 「江戸川区初のコミュニティバス」 と言われることが多いのですが、あくまでも東京臨海病院へのアクセスとしての位置づけで、言い換えれば、病院への送迎バスと言っても過言ではありません。その証しに、葛西駅-東京臨海病院間に停留所はありません。
1台しか無いことと、1日に何便運行してるのかもよく分かってないことで、その姿を見るのはもしかすると、極めて稀なのかもしれません。まぁ、葛西駅か東京臨海病院に1日中へばりついていれば、いつかは見られるとは思いますけどね。
1台しか無いことと、1日に何便運行してるのかもよく分かってないことで、その姿を見るのはもしかすると、極めて稀なのかもしれません。まぁ、葛西駅か東京臨海病院に1日中へばりついていれば、いつかは見られるとは思いますけどね。
2015年3月から1往復のみですが、瑞江駅まで足を延ばすようになり、2016年3月からは全便が瑞江駅を起終点とするようになりました。この時、停留所 (瑞江コミュニティ会館、一之江駅、葛西駅) が設けられました。広義で言えば、この段階でコミュニティバスとしての役割も担うようになったのかもしれませんね。そう考えれば、やはり 「江戸川区初のコミュニティバス」 という言い方も出来ましょうか。
都バスと違って、京成バスは各自治体のコミュニティバスの運行 (委託を含む) を積極的に携わっていて、イオンの送迎バスの時も申したように、京成は葛西地域に本格的に参入すべく、こういったコミュニティバスやショッピングモールへの送迎バスで地ならしをしているようにも思えます。それ以前から小岩駅-葛西駅 (小76系統~第二南小岩線) で京成は江戸川区南部に足を踏み入れていましたし、環七を串刺しにして、亀有駅と東京ディズニーリゾートを結ぶ 「シャトルセブン」 やリムジンバス (小岩駅-羽田空港) で徐々にそのシェアを拡げつつあります。もっとも、今すぐ都バスの牙城を崩すという勢いではありませんが、コミュニティバスの需要があれば、その分野はもしかしたら京成の独壇場かもしれませんね。
このE401号車も登場から11年、もうそろそろ後継車の登場が囁かれる頃合いかと思われますが、すでにリエッセは無く、もし代替車が登場するとすれば、やはりポンチョになるのかなという気がします (現在のリエッセは、 トヨタ・コースターのOEM車として 「リエッセⅡ」 があるのみ) 。
ただでさえ、その姿を見せることが少ないので、気になる方は早めに撮られた方が良いんじゃないかと思います。
ただでさえ、その姿を見せることが少ないので、気になる方は早めに撮られた方が良いんじゃないかと思います。
【参考文献・引用】
バスラマインターナショナル No.152 (ぽると出版社 刊)
ウィキペディア (京成バス江戸川営業所、日野リエッセ、東京臨海病院)
バスラマインターナショナル No.152 (ぽると出版社 刊)
ウィキペディア (京成バス江戸川営業所、日野リエッセ、東京臨海病院)