昨日、今日と、職場の会議で熱海に行ってきました。
箱根駅伝なんかもそうなんですが、湘南、伊豆方面へ電車で行く時は、 “お約束” のように東海道線を使います。でも、それだと面白くないので、今回は小田急を使うことにしました。そして獲れれば、VSEの展望席を確保したいとネット予約しました。しかし、やっぱりVSEに限らず、ロマンスカーの展望席は座席の確保が難しいですね。午前中の主立った列車を検索しても、最前列の4席は全て埋まっていました。それならしゃーないので、VSE充当列車に絞ったら、展望席だけ満席で、あとは空席が目立ちました。近鉄の 「しまかぜ」 もそうですが、 「喉元過ぎれば・・」 じゃないけど、切符が取れないのはデビュー間もない頃の最初の時期だけのようで、時期が経てば、座席に拘りを持たなければ、案外すんなり切符は確保出来ます。というわけで、10時10分発の 「スーパーはこね13号」 はほぼ満席状態だったので、その後の10時30分発の 「はこね15号」 にしました。こちらもVSEを充当します。前述のように展望席は確保出来ませんでしたが、1号車にしました。

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(画像は 「スーパーはこね」 です)

何度かは見たことがあるような気がするのですが、まともにVSEを見るのは今回が初めてだったりします。やっぱり小田急ロマンスカーは独特のオーラがありますね。

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こちらは1号車。車体中央にある非常用扉を挟んで前方が展望席になります。JRでいうところの “クロハ” なのかなと思っていたんですが、展望席もそうじゃない席も座席の形状は一緒でしたね。

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これが最前列席から見た光景。
皆、この座席に座りたいですよね。

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小田急や近鉄に新型の特急用車両が登場すると、出来レースの如く、どちらかがブルーリボン賞を受賞するようになっています。小田急と近鉄は示し合わせるかのように、新型特急車両の登場をバッティングさせないようにしています。

10時30分、 「はこね15号」 は新宿駅を出発し、箱根湯本へ向かいますが、私は小田原までの乗車になります。一瞬ですが、JRのホームで発車を待つ東武 「スペーシア」 と邂逅します。関東の二大私鉄看板車両の値千金のツーショットということになります。

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代々木上原から登戸 (向ヶ丘遊園?) まで複々線化されている小田急小田原線ですが、登戸に近づくにつれて、スピードがグングン落ちます。代々木上原-登戸間の複々線は完全に出来上がっておらず、一部区間でまだ工事中という部分があります。登戸駅もその中の一つで、向ヶ丘遊園まで複々線になるのかどうかは判りませんけど、向ヶ丘遊園で先行の列車が逃げ切らない限り、後続の優等列車はいつまで経ってもチンタラチンタラ、のらりくらりと動くことになります。

向ヶ丘遊園から先は複線に戻り、先行列車を追い抜くと、本来のスピードで進みます。昭和の頃の 「はこね」 は新宿を出発すると、小田原まで停まりませんでした。今はその役目は 「スーパーはこね」 が受け持ち、 「はこね」 は停車駅を拡大させて乗客の利便性を向上させています。列車によって停車駅が異なりますが、 「はこね15号」 は途中、町田と海老名と小田原に停まります。

そうそう、小田急ロマンスカーといえば、供食サービスがあり、かつては 「走る喫茶室」 と呼ばれていました。その当時は飲み物の提供のみだったと記憶していますが、今は食い物も車内で購入することが出来ます。時間的な関係から、今回はコーヒーだけ買いましたけど、こういうサービスは必要ですよね。

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登戸を過ぎると、都会的な風景から自然豊かな風景に一変しますが、厚木 (本厚木) を過ぎると、その光景はもっと顕著なものになります。
画像の山は伊勢原の大山でしょうか?

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新宿を過ぎて、梅ヶ丘付近で最初に富士山が見えるのですが、小田原に近づくにつれて、その姿はもっとくっきりとしたものになります。この日は天気が良かったので、全体は見えないものの、要所要所でしっかりと見えました。

こうして、新宿を出発して1時間20分、 「はこね15号」 は小田原駅に到着しました。
このまま箱根湯本まで行きたかったですが、私はJRに乗り換えます。待ち時間を利用して、小田原駅で昼食を摂ることにしましたが、言うほど待ち時間はありません。しかし、何を食うか選ぶのに時間がかかり、尚且つ、何を血迷ったのかラーメンを食うことにしたので、あっという間に待ち時間は無くなりました。ギリギリで注文したラーメンが運ばれてきて、何とか食べきり、間一髪で乗り換えの列車に乗ることが出来ましたが、結果論ですけど、コンビニでおにぎりとかサンドイッチとかを買って、車内 (グリーン車なので) で食う選択をすれば良かったと後悔しています。

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小田急からの車窓ではありませんが、東海道線では天気が良かったので、大島がくっきりと見えました。
最初、初島かなと思っていたのですが、初島はもっと小さいですよね。因みに画像の右に見えるのが初島です。

こうして、後半焦りましたけど、何気に面白かった鉄旅でした。