事業者名:じょうてつ(北海道)
仕様・用途:一般路線仕様
登録番号:札幌22 か ・575
配置:川沿営業所(※)
初年度登録:1989年式
シャシーメーカー:三菱自動車工業
搭載エンジン:三菱6D22型
ボディ架装:富士重工伊勢崎
ボディ型式:富士重17型E
車両型式:P-MP618P
撮影日:1993年2月25日(木曜日~※)
撮影場所:札幌駅前バスターミナル
※・・たぶん何気に撮った写真は、時に貴重な資料なり記録になることが多々ありますが、この1枚もその中の一つに数えられるのではないかと思います。
昨今発売された 「バスラマインターナショナル」 の第159号のバス事業者訪問はじょうてつです。じょうてつといえば、1969年まで鉄道線を持っていた企業ですが、札幌市営地下鉄に移譲する形で鉄道線は消滅し、以降はバス事業をメインにした事業体系になっていきます。それから30年以上が経った2003年、今度は札幌市営バスの路線をじょうてつに移譲することとなり、まぁ、ある意味でおあいこかなと思ったりしましたが、じょうてつと札幌市交通局はなかなかどうして、切っても切れない関係にあるようです。
昨今発売された 「バスラマインターナショナル」 の第159号のバス事業者訪問はじょうてつです。じょうてつといえば、1969年まで鉄道線を持っていた企業ですが、札幌市営地下鉄に移譲する形で鉄道線は消滅し、以降はバス事業をメインにした事業体系になっていきます。それから30年以上が経った2003年、今度は札幌市営バスの路線をじょうてつに移譲することとなり、まぁ、ある意味でおあいこかなと思ったりしましたが、じょうてつと札幌市交通局はなかなかどうして、切っても切れない関係にあるようです。
さて、この車。今では懐かしい旧塗装車、いわゆる 「赤バス」 ですが、記憶に残っていることとして、撮影した時からこの赤塗装車はそんなに多くは来なかったと思います。もっとも、高速路線バスや貸切バス等、観光バス用車体を持った車をターゲットにしていて、純な路線バスは殆ど撮らなかったこともあったからでしょうけど、じょうてつのバスはマーキュリーカラーをデフォルメした新塗装車の方が多かったような記憶があります。 「もしかしたら、この赤白のカラーリングは結構貴重なものかも・・・」 と思って撮ったのではないかと思われますけど、その思惑を知ってか知らずか、後から調べたら本当に貴重な車だったようです。
まず、じょうてつはその頃から三菱を多く導入していた事業者として知られていますが、富士重ボディを架装したふそう車はこの575車を含めて3台のみだそうです。後にも先にも三菱車は呉羽なり三菱名古屋なりの純正ボディ架装車ばかりで、富士重は極めて珍しいのだとか。
そして、この3台が最後の赤塗装車だそうです。以降は全て、マーキュリーカラーを用いての落成になりますので、それもまた、貴重なものになります。
そして、この3台が最後の赤塗装車だそうです。以降は全て、マーキュリーカラーを用いての落成になりますので、それもまた、貴重なものになります。
年式は1989年式ということですが、富士重の7Eってこの頃からあったんですね。てっきり、1990年代以降のボディだと思っていました。17型でも観光・高速用の7Mや7Sは1990年以降に登場したボディでしたが (7Mは1990年、7Sは1991年 (国産シャシー用は1992年) にそれぞれ登場) 、路線用の7Eはそれらに先立って1988年から架装を開始しました。あまり富士重ボディはお好みではなく、バス撮り黎明期はスルーすることが多かったのですが、5Eは撮りこそしなかったけど、結構お気に入りのボディスタイルでした。それに続く7Eもなかなかだと思いましたけど、レンズを向けることは殆ど無かったですね。
「赤バス」 は2003年に全て姿を消しましたが、昨年導入したエアロスター (QKG-MP35FM) にこのカラーを復活させました。じょうてつ創業100周年を記念しての復刻塗装 (ラッピング) ですが、新型エアロスターにもよく似合っています。
【参考文献・引用】
バスラマインターナショナル No.159
BUSRAMA EXPRESS No.12 「三菱ふそうエアロスター」
(いずれもぽると出版社 刊)
バスマガジンスペシャル 「ユーザー系バスボディ完全ガイド」 (講談社ビーシー社 刊)
ヤフーブログ 「SELEGA Express 別館 研修詰所」
北海道バス研究所
バスラマインターナショナル No.159
BUSRAMA EXPRESS No.12 「三菱ふそうエアロスター」
(いずれもぽると出版社 刊)
バスマガジンスペシャル 「ユーザー系バスボディ完全ガイド」 (講談社ビーシー社 刊)
ヤフーブログ 「SELEGA Express 別館 研修詰所」
北海道バス研究所